また、アシタ (3)

実家 ページ16

side：亜嵐


Aの実家に泊まり

翌日家を出てすぐ

自分の実家に向かう


なかなかとれない連休を使って

次は親にAを紹介する


海人のことは電話で話したけど

当たり前だけど両親2人とも驚いてて


どんな反応するんだろう


亜嵐「ただいまーー」

母「おかえりなさい〜」


未だに若干カタコトの母ちゃん


『お邪魔します』

母「どうぞ〜あがってあがって〜」

「お、亜嵐じゃんおかえり」

亜嵐「姉ちゃんなんでいんの」

ラブリ「亜嵐が嫁さんと息子連れてくるって連絡あったから飛んできたの。知らないうちに私叔母になってたってことでしょ？！もうびっくりしたよほんとに〜」

亜嵐「ごめんごめん(笑)」

『はじめまして、Aです』

ラブリ「あ〜Aちゃん！ずっと会いたかったの！付き合ってる時から話は聞いてたからね〜いなくなっちゃって亜嵐が病みまくってる時もね」

『私もすごくお会いしたかったです！』

ラブリ「嬉しいな〜これこらは家族なんだから、どんどん頼ってね！私も彼氏連れてこればよかったなあ〜」

亜嵐「姉ちゃんまだ続いてたの？」

ラブリ「結婚前提で付き合ってるもん。まさか弟に先越されるとは思ってなかったけど！！」


『あ、こんにちは』


亜嵐「颯！元気か？」

颯「こんにちは。久しぶり、元気だよ」

亜嵐「またでかくなった？」

ラブリ「あんなちんちくりんだったのにね〜」

颯「うるせえ(笑)」


こうして久しぶりに家族で揃うのもいいもんだね

颯に会うのも久しぶりで

もう中３だって


はやいなあ

年の離れた弟で

めちゃくちゃ可愛がってたの懐かしいなあ


海人の成長も

こんなふうに一瞬なのかな


親父も来て家族揃ったところで

テーブルを囲んでご飯を食べ始める


自分の実家にAがいるのが新鮮で

嬉しくて口元が緩む


ラブリ「幸せそうねぇ亜嵐」

颯「めちゃくちゃにやけてんじゃん」

亜嵐「うるせえ(笑)」

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