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rbr side





学校へ行くまでの道のりが長く感じる。
いつもなら隣にあったはずの温もりも、今はない。




sha「おう、ロボロちーっす!あれ、あなたちゃんと一緒じゃないん?」

rbr「なんやお前か。…はぁ。」

ut「はっ…!もしかして振られたんか?」

rbr「お前と一緒にすんな」








sha side





ロボロがぽつりぽつりと事の経緯を話し始めた。




こないだの事件であなたちゃんが被害にあったこと、

あなたちゃんはそのせいで記憶を失ったこと。





sha「えっ、じゃあ俺らも忘れられとる可能性あるってこと?」

rbr「うーん…少なからずその可能性はあるやろな。親御さんのことはちょっと覚えとったみたいなんやけど…」

ut「え、あそこにおるのあなたちゃんちゃう?」





確かに大先生の言う先にはあなたちゃんがいた。





sha「俺らで声かけに言ってみるか、」

rbr「は?!なんでお前らが行くねん!」

ut「まぁロボロ落ち着け。もしかしたら俺ら見て色々思い出すかもしれん。」

sha「それに忘れとったとしても変人扱いにはなれとるからな!」





何か言いたげなロボロを置いてあなたちゃんのもとへむかった。





sha「あれっ、あなたちゃんやん!」

ut「おはよーさん。今日も可愛いやん。」



















『あ!シャオちゃん!大先生!おはよ〜!』






…あれ?なんかおもっとったんと違う。
ロボロのことは忘れてて、俺らのことは覚えとる…ってそんなことある、?






『どしたのw2人して固まってw』

ut「あ、あぁいや、えっと…あ!そーや!あなたちゃんの彼氏はどうしたん?いつも一緒に来とるやん!」

『え、どういうこと?私彼氏とかいないよ?w』

sha「あ、あはは!wあなたちゃんゴメン、こいつ昨日一緒におった女に振られた衝撃であなたちゃんをその人に重ねてしまっとるんや!w」

『うわーw大先生また振られたの?w』

ut「は?!シャオロンお前何言うてんn」

sha「ほら大先生、魔ーメンならつきおーたるから!な!!はよ行くで!!」







かつてない勢いで戦線離脱し、ロボロのもとへ戻る。






rbr「あなたはっ…!…あなたはどうやったん?」

sha「それが…俺らのことは覚えとるみたいなんやけど…彼氏おらんって言うとって…」

ut「こいつのせいで俺あなたちゃんに笑われたし」

sha「お前は黙っとれ」

rbr「ほーか…あなた…」





ロボロはうつむいて黙ってしまった。

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作者名:作者レベル1 | 作成日時:2024年1月19日 22時

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