隣の席の水島が天才すぎて惚れる

１０・水島君への秘密 ページ10

休み時間。



　 女子１「＿＿＿ねぇ、あなた、水島君の事好きなの？」



　 と、クラスのリーダー的女子に威圧的に話しかけられた。



　 私「いや、違うんだけど。むしろ憎い」



　 女子２「そういうこといっといて、水島君のお気に入りになりたいんでしょ？」



　 続けざまに分身の様にもう一人女子が現れて私にこちらもまた威圧的に話しかけてくる。



　 私「何言ってるか、わかんない…」



　 女子１「水島君は、なんでもできるクールな男子に見えて、ホントはドＳなの！っていうふうに見せかけてさらに裏には超鈍感でニブくて可愛くて負けづ嫌いっていう、マジ神すぎるツンデレ黒王子なの！わかる！？」



　 私「(わかんねー…美化しすぎじゃね？そもそも日本語になってなくね？)あぁ、そう」



　 女子２「水島君って、基本女子に興味ないから、興味持ってもらうには、水島君と『勝負』っていうふうに話かけるしかないの！そしたら負けづ嫌いな水島君は、私なんかにあんな一所懸命になってくれて………あぁっ、可愛すぎ！！」



　 女子１「しかもその勝負には、絶対負けないし、勝った後に「面白かったからまた勝負してやるよ」っていうの！！本人は鈍感で気づいてないけど、それは約束っていうの！はぁ…かっこよすぎ…！」



　 ごめん、全然意味わかんない。



　 あんたら病気じゃね？

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