いつかすれ違ったとき…… (ページ33)

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32話ページ33

増田くんは、

スッ、と私の前からどいてくれて、

｢お前が他の奴等と同じじゃなくて良かった｣

と、何か納得してくれたようです。。笑

｢ていうか他の奴おせーな｣

と言いいながら立ち上がった。
多分、カーテンを開けて他のメンバーが近くにいないか確かめようとしたのかな？

スタスタとカーテンに向かった。

でも、止まった。

｢…？｣

｢お前、星多くね？｣

｢星…？あ、確かにそうかも｣

私は星柄が好きだった。文房具とか、部屋の
周りも何かと星が多くて…というのも、

｢親が星とか研究してるような人でね。だから
あんまり親は家にはいないんだけど、星とか見てたら…何か、安心するのかな…？日に日に星柄のものが増えちゃって笑｣

｢…寂しいの？｣

｢…どうだろ。小さい時からこんな感じだし。
あ、でね？今このマスキングテープとか全星座の柄集めてて!あと魚座だけなのにこの種類だけ何故か見つからないの!私魚座なのn…｣

急に増田くんの手が目元に来た。
気付けばポタポタと私の目から涙が落ちてた。

あれ、私寂しかったんだ…小さい頃から家で
一人なんか慣れてたのに。

増田くんは、私の涙を手で拭ってくれてた。
そして…抱き締めてくれた。

｢…皆来ちゃうから、その前に涙全部流しとけ｣

私、彼女でもないのに…

抱き締められると同時に大泣きした私の頭を、
一定のリズムでぽんぽんとしてくれる。

増田くんのこと、ずっと無愛想で怖い人だと
思ってた。あんまり喋らないし…

でも、本当は優しい人なのかも。

✄-------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄

急な展開…(汗)ｽｲﾏｾﾝ

2人のシーンなど、あんま紛らわしくないかな？と思うところは｢｣の前に名前入れてないので
ご了承下さい!

(前回名前忘れてただけなんて言えない…笑←)

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