３話・不安の募り ページ3
＿＿＿次の日。
気づけば、翔君とは同じクラスだったことを思い出し、うれしさで舞い上がっていた私。
人は、こんなにも優しさに弱いのだろうか。
昨日の一日で、翔君の優しさに、思いっきり惹かれてしまった。
今日も、なんと朝に家まで迎えに来てくれるという。家が予想外にも近く、ついでに、ということらしい。
＿＿＿ちょ、昨日今日でヤバい変わりようじゃない？
なんてニヤつきながら、制服を鏡で見直す。
セミロングまで伸ばした、黒髪。
大きい漆黒の瞳。
今まで何度も助けてもらった、渾身の笑顔。
う〜ん…、「顔はいいけど、つまんない」………
理解できん！
なんてバカみたいに考えていると＿＿＿…
「茜〜！来たよ〜！」
という、声が、小さく聞こえる。
慌てて窓を見ると、案の定、翔君の姿があった。
「っ…！い、今行くから、待ってて！」
窓から、そう叫ぶが早い。階段を蹴り飛ばし、靴を歩き気味に無理やりはめ込み、勢いよく玄関のドアを開く。
「＿＿＿＿＿…ぁっ…」
視界に映ったのは、今日も輝くイケメン、翔君の姿。
「おはよう、茜」
そう微笑む顔。
＿＿＿＿ドキッ…
「お、はよう…！」
ヤバい、笑顔は得意なはずなのに。
なぜか、ぎこちなくなる＿＿＿…
なぜか顔が熱くなるのを感じた瞬間
＿＿＿ぐいっ
と、手を引かれた。
＿＿＿！？
さりげなく恋人つなぎにされた次の瞬間
「＿＿＿＿寝癖、ついてるよ」
と、微笑み、私の前髪にそっと触れる。
…うわぁっ…！
ドキンッ！！
今度は、先ほどより強い高鳴りを打った心臓は、先ほどとは違い、またなり続ける。
「じゃあ、行こっか。」
翔君は、私の手を持ち、そのまま歩き続ける。
収まらない心臓に、耐えるので必死な私は
この後に起こる『悪夢』と『出会い』を
知る由も、なかった＿＿＿＿…
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ましゅ(プロフ) - オシュアラヴァーさん» どうなるんでしょう…！あ、そうなんですか！ありがとうございます！ (2015年10月17日 19時) (
レス) id: eec98498a5 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 絢香さん» ありがとうございます！！ (2015年10月17日 19時) (レス) id: eec98498a5 (このIDを非表示/違反報告)
オシュアラヴァー - ましゅさん» ハムスター島にも、名前変換機能はないよ。だから、ハムスター島の小説も、名前変換はないよ。 (2015年10月17日 2時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
オシュアラヴァー - 茜ちゃん、どうなるのかな。 (2015年10月17日 2時) (携帯から) (レス) id: e1577d3122 (このIDを非表示/違反報告)
絢香 - 前作読んで来ました！もっと読みたいと思いました。 (2015年10月16日 23時) (レス) id: dba9559530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅ | 作者ホームページ：http://ましゅ
作成日時：2015年10月14日 20時
