エグゼイドの世界with世界の破壊者 (ページ6)

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第1話：Who are you? ＃4 ページ6

「なんだ！？」

暫く、倒したバグスターの爆発の煙のせいで姿がはっきり見えなかったが煙が晴れると謎の人影は姿を現した。

どうやら人ではないようだ。しかし、バグスターにしては見たこともないベルトをつけているし、装備もついている。

しかし、この特徴……どちらかといえば、

まさか、仮面、ライダー？？

永夢は絞り出した考えをとりあえずまとめてみる。

すると、ピンクの仮面ライダー(？)がこちらを振り向いた。
顔には何枚もカードが刺さったようなデザインで、緑の複眼でこちらを見つめる。

「油断大敵だったな、お二人さん。大丈夫か？」

どうしようかと考えていると、先にピンクの仮面ライダー(？)から語りかけてきた。

一瞬で起きた出来事に永夢飛彩も固まってしまっていたので、その問いかけに対して飛彩はハッとして、患者のウイルスを診た。ウイルスは無事に消えており、完治していた。

バグスターは先程の攻撃で完全消滅したようだ。

患者は思いのほか程度が軽かったようで、ウイルスが消えると自力で元気に帰っていった。

「よかった……」

永夢はそれだけでもひとまず安心した。

しかし、問題はまだ残っている。

「貴様、何者だ？仮面ライダーか？見たところ、そのベルトはゲーマドライバーではないな。場合によっては今ここで俺が切除する」

飛彩は疑り深く、ガシャットを構えた状態でピンクの仮面ライダー(？)に向かって質問する。

「おいおい、俺は命の恩人だろ？それともあれか？お決まりの破壊者か？」

「破壊者？そうか貴様、破壊者を名乗るとは危険だな。ここで俺が切除しておく」

『タドルクエスト！』

「おっと、まさかの失言だったな」

飛彩はガシャットを起動させ、変身する準備に入った。

しかし、ピンクの仮面ライダー(？)は見たことのない白いベルトのバックルを操作し、変身を解除した。

カードが散って現れたのは、飛彩や永夢と同じ白衣を着た人物だった。

「それは、聖都大学附属病院の白衣！貴様、何者だ？」

するとピンクの仮面ライダー(？)だった人物は、変身時に使うであろうカードを取り出し、それを飛彩達に見えるように掲げ、こう言った。

「俺は門矢士。仮面ライダーディケイド。通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ」