検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:17,060 hit

第4話:悪夢のrestart #5 ページ20

腹部に衝撃が走った永夢は、たまらず屈んで腹をおさえる。


「大丈夫か、小児科医!!」

「お前、よくも永夢を……心が滾る、マックス大変身」


『デュアル ガシャット!!』


「待て、パラド!」

「あ、なんだよブレイブ!」


永夢が攻撃されたことにより、すかさず変身しようとしたパラドを飛彩が止める。


「あまり手荒な真似はしたくなかったんだけどね、つまりこのゲーマドライバーがなければガシャットの機能は使えない。 ……そういうことを言いたかったんだろう?」


好戦的なパラドを全く気にせず、そう言う青年の手には、永夢を蹴った拍子に落としたゲーマドライバーが握られていた。


「……違う、そういう、意味で言ったんじゃない」

「大丈夫、どちらにせよゲーマドライバーもお宝だからね。 僕にとっては価値のあるものだ。 いずれは頂いていたさ」


言葉の意味をまるで理解していない青年に、息を整えながら永夢は反論する。 適合手術を受けていない人が使うとどうなるか……


「やめた方がいい。 一般人がそれを使っても何も起こらないし、最悪ゲーム病に感染してしまいますよ」

「なるほど。 手術を受けないと仮面ライダーに変身もできないのか、なかなか不便な世界なんだね。 まるで仮面ライダー1号たちのようだ」

「やっぱ駄目だ永夢、こいつに何言っても通じない。 マックス大変身!」



『ガッチャーン! マザルアーップ!!』
『赤い拳強さ! 青いパズル連鎖! 赤と青の交差! パーフェクトノックアーウト!!』



ついに返すどころか意味の分からないことを言い出す青年に、しびれを切らしたパラドが変身する。 その体は赤と青の入り混じった、仮面ライダーパラドクスレベル99になる。


「俺の心を滾らせるな」

「ほう! なんだいそのガシャットは!? 今まで聞いていたガシャットのどれとも違う。 その丸いギアがついているところは2つのゲームが入ったガシャットと同じようだけど、これは、2つが一つのゲームになったのかい? ガシャットというものは本当にいろんな種類があるんだね、しかもレベルがそれぞれ違うとは。 これはコレクションするのが楽しみだよ」


パラドの姿を見た青年は急に興奮しだして、ぺらぺらと喋りだす。

『高速化!』『伸縮化!』『高速化!』

青年が喋っている間にパラドはコイン型のエナジーアイテムを取る。


「返せ!」

「おっと、」


『アタックライド インビジブル』

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←第4話:悪夢のrestart #4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マスヲ(プロフ) - 沙希子さん» コメントありがとうございます!続き、なかなか詰んでますが頑張ります(*´∀`) (2018年2月8日 19時) (レス) id: cdde5da778 (このIDを非表示/違反報告)
沙希子(プロフ) - 続きが気になります! (2018年2月7日 4時) (レス) id: a33839698c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:マスヲ | 作成日時:2018年1月28日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。