第3話:Mustアイテム! #7 ページ15
「あっ、おい士ァ!」
「士くん!」
慌ててユウスケと夏海が呼び止めるが、マゼンタカラーのバイクはあっという間に視界から消えていった。
流れについていけなかった大我と少女は、しばらく呆然としていたが、その場に門矢士と共通のある二人が残っているのを確認すると、ツカツカと歩み寄り、
「どういうことだ! お前らが何者なのか、あの青いバーコード野郎は何なのか、ちゃんと説明しろ!」
大我は士に対してのイライラをぶつけた。
「ほんっと、うちの士くんがすみません! あ、申し遅れました、私光夏海と申します。 それが、色々と複雑でして……」
「俺は、小野寺ユウスケ! ちなみに俺も仮面ライダーだ。 なんていうか、俺たちは世界を旅してるんだ。 世界といっても、次元が違うというか、パラレルワールドというか。 とにかく上手く言えないけど、今までもいろんな世界を旅してきた」
夏海とユウスケが申し訳なさそうに説明する。
「あぁ!? パラレルワールドだと、ふざけてんのか! んなもん、誰が信じr「へー、なにそれ面白そう! 聞かせて、聞かせて!」
明らかに顔をしかめて不機嫌になる大我に、隣にいてずっと話を聞いていた少女が、興味津々に身を乗り出して大我の言葉を遮る。
「あ、そうそう。 こいつは大我! 一応、ゲーム病専門の医者だよ〜! で、私はニコ! 大我の助手やってま〜す!」
「馬鹿、敵に勝手に情報もらすな!」
ニコ!と元気よく答えた少女は、その名の通り、ニコニコと笑顔で名乗り返す。
「まだ、敵って決まった訳じゃないじゃん! それに相手が名乗ったんだからこっちだって名乗らないと失礼でしょ?」
「そりゃそうだが……」
「てかてか、パラレルワールドってことは、こことは違う異世界から来たってことだよね? なにそれゲームみたいで面白そうじゃん! 話だけでも聞いてみようよ! 大我のガシャットのありかも聞かなきゃでしょ!」
「ったく、話だけだぞ。 こいつらが変な動きしたらブッ飛ばすからな」
そんなニコに何かしら甘い大我と、ゴーイングマイウェイなニコのやりとりを、夏海とユウスケは内心微笑ましく見ていた。
「それで、あんたたちの話の続きを聞かせてもらえる?」
一通り大我との言い争いを終え、再びニコが二人に事情を問う。
「それがですね……」
夏海たちは自分たちのこと、士のこと、事のあらましを説明した。
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いやー、話が進まないorz
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マスヲ(プロフ) - 沙希子さん» コメントありがとうございます!続き、なかなか詰んでますが頑張ります(*´∀`) (2018年2月8日 19時) (レス) id: cdde5da778 (このIDを非表示/違反報告)
沙希子(プロフ) - 続きが気になります! (2018年2月7日 4時) (レス) id: a33839698c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マスヲ | 作成日時:2018年1月28日 3時