第3話:Mustアイテム! #5 ページ13
「やっちゃえ大我ー!!」
ディエンドをレベル50より格下だと認識したスナイプたちは相手を気遣う余裕さえ見せる。
「ほぅ、それは2つのゲームが入った非常にレアなガシャットじゃないか! 是非それもいただきたい!」
そんなスナイプたちの様子を一切気にせず、ディエンドはお宝を前に興奮を押さえきれていないようだ。
「何がお宝だ。 誰が渡すかよ! テメーこそ、ガシャットよこせ!」
興奮して隙だらけのディエンドに対し、スナイプは昔の口癖を放ち、連続して砲撃を打ち込む。
しかし、そんな攻撃をディエンドはひらりと軽く交わしてみせる。
「おっと、僕は戦いがあまり好きじゃなくてね。 そっちが攻撃力重視ならこっちはスピードだ」
『カメンライド ドレイク!!』
右手に持っていたディエンドライバーに水色のライダーの顔が載ったカードを差し込みスライドさせる。
すると、ディエンドライバーの銃口から光が放たれ、スナイプの前にカードに載っていたライダーが形成される。
「何っ!?」
いきなり目の前に現れた水色の仮面ライダーに対し、スナイプは思わず足を止め、後ろに飛び距離をとる。
「さて、後は頼んだよ。 今回はバンバンシューティグのガシャットを手にいれたからよしとしよう。 精々、楽しんでくれたまえ」
ディエンドはそう言うと、ガシャットを持った手を上げ、灰色の時空の歪みのような中に消えていった。
「あ、おい! 待ちやがれ! ちっ!」
「……‼」
消えたディエンドの後を追おうとするが、それをドレイクの弾丸が許さない。
「テメー、邪魔だ。 どけ!」
『クロック アップ』
スナイプがドレイクに向けて連続して砲撃をぶち込んだ瞬間、ドレイクから機械音が聞こえたかと思った矢先、スナイプの体は意図せず突然後方に飛んだ。
「ぐあああ!!」
あまりに一瞬の出来事だったために、周りから見ればスナイプが一人でいきなり後ろに飛んだように見える。
しかし、飛んだだけでなく銃撃によるダメージも受けていたため、目の前の水色のライダーの仕業だと認識する。
「大我! 一体何が起きたの!?」
「ゲホッ、これはあれだ。 クロノスん時のポーズと同じ、時を止めやがった!」
「いや、違うな。 あれはクロックアップだ。 ちょっと俺と代われ」
『カメンライド ディケイド!!』
士はバックルとカードを取り出し、仮面ライダーディケイドへと変身する。
「そして、こいつだ」
『カメンライド カブト!!』
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マスヲ(プロフ) - 沙希子さん» コメントありがとうございます!続き、なかなか詰んでますが頑張ります(*´∀`) (2018年2月8日 19時) (レス) id: cdde5da778 (このIDを非表示/違反報告)
沙希子(プロフ) - 続きが気になります! (2018年2月7日 4時) (レス) id: a33839698c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マスヲ | 作成日時:2018年1月28日 3時