泡沫の恋を君と【佐野玲於】

意外かも ページ6

貴｢友達出来ちゃったのかな｣




本当二日間でこんなに仲良くなれるなんて思ってなかった、まぁからかってくる時ホントにむかつく時あるけど 。




私男の友達なんて居なくて、友達になれたら凄く嬉しい、だって初めての男友達？ってやつだよ





それに、こっちに来て友達出来なかったら悲しいと思ってたから、良かった一安心




貴｢いただきます！｣




｢召し上がれ〜、玲於ちゃんとは仲良く出来とるかい？｣




おばあちゃんのご飯って全部が美味しい、私きっとこんな美味しいの将来作れる気がしない




貴｢うん、玲於君とおばあちゃんってどんな関係なの？｣




なんてゆーんだろう、私から見ておばあちゃんと玲於くん すごく親しそうに見えるから少しだけ気になる




｢自転車で転けて腰悪くした時に助けてくれたのが玲於ちゃんなのよ〜。｣





貴｢助けてくれた...｣




｢玲於ちゃんはほんといい子でね〜。みーんな玲於ちゃんの事好きなのよ｣





でも確かに今日、皆玲於くんに挨拶したりしてたかも、小さい子も玲於くーんって名前呼んだり




ちょっと意外かも、玲於くん初対面だとクール？なイメージ少しあったから




貴｢そうなんだ、でも、なんか田舎のそーゆーの憧れちゃうな｣




街の皆が仲良くて、和気あいあいとしてて毎日がすごく楽しそうって思うから





私なんて近所さんの下の名前すら知らないし仲良くもないよ挨拶だって回覧板の時くらい





貴｢ご馳走様でした！｣




食べ終わった食器洗ってお風呂に入って和式に敷いてある布団に寝そべる




貴｢すごい、虫の鳴く音がする｣





目を閉じて耳をすませば鈴虫のなく音、ホントに空気も綺麗で景色も綺麗でずっとここに居たいな






｢いちごちゃん、また見えてるよ下着｣




貴｢うそ！やだ！！｣





気付いたらあのまま寝ちゃってて変な夢を見た 、また玲於くんに下着見られちゃう夢





貴｢はぁ..もう最悪.. 、どんな夢だよも〜。｣





変な夢で中途半端な時間に起きるし、寝不足だ




店番してる時も欠伸が止まらない




｢デケェ〜欠伸｣




少しだけ滑舌の悪い声がして振り向けば寝不足の原因の玲於くん





貴｢今日変な時間に起きちゃったから、おばあちゃん呼んでくるね｣




そう言って昨日と同じ様に二階上がっておばあちゃん連れてくる




腰の様子見終わって帰っちゃうのかなって思ってたら




玲於｢いちごちゃん暇だからちょっと話そ｣



そう言って椅子に座った

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