タネ明かし ページ27
チクタクチクタク、時計の音だけが部屋中に響き渡る
｢これでよし、と。｣
時刻は6時40分、集合の時間なんてとっくに過ぎていて、それでいて私はおばあちゃん家の自分の部屋でベットに寝転んでいる
どうしてそんなことになったか、それは遡ること約二日前の話
・
｢地蔵の前で待ってるから｣
玲於くんが放った言葉を聞こえないを振りをして家に帰る
花火大会、どうするかはもう直ぐに私の中で決まっていて、佳奈ちゃんの恋を応援するならこれしか無いっておもった 私は恋のキューピットってやつになるんだ
貴『佳奈ちゃん明日花火大会二人で行きませんか』
佳奈『花火大会？でもAちゃん玲於と行くんじゃないの？？』
貴『ううん、行かないよ佳奈ちゃんと行きたいです』
携帯でメッセージを送ればじゃあ明日一緒に行こう！と優しくOKを出してくれる佳奈ちゃん
佳奈ちゃん、私は嘘をつきますごめんなさい。そんな事を思いながら集合場所はお地蔵さんの前とゆう事と集合時間を告げる
その前にちゃんともう一度、玲於くんに場所と時間を聞いて準備完了
そして祭り当日、6時40分ごろにさっき佳奈ちゃんにメッセージを送った
貴『ごめんなさい、私、熱でちゃったみたいで..佳奈ちゃんは玲於くんと花火楽しんできて下さい ！』
そして玲於君にも風邪引いちゃってごめんなさいって文書を送る
私が考えた佳奈ちゃんを応援する方法、こうすれば佳奈ちゃんは玲於くんと、好きな人と花火が見れる、自分で思うよく考えついたなぁって
私もう玲於くんが他の人と花火を見たり、キスしたり付き合ったりしても悲しくないよ。佳奈ちゃんだから全然大丈夫、だからこーやって後押しが出来る
ただ私は、この部屋で時計の音と、時々聞こえる祭りの騒ぐ音を聞いているだけでいいんだ、二人が幸せになれるようにと願うだけ
｢祭りかぁ...｣
来年は好きな人と行けるのかな、まず好きな人ができるのかな、玲於くん以上の人なんて現れる気がしないよ。
｢って、もう好きじゃない、好きじゃない｣
ふとした瞬間に、諦めの悪い私が出てくる。その度にダメダメって自分に言い聞かせる
そんなこと一人で考えていれば、ドンッと大きな音がした、外を見れば大きな花火が打ち上げられている、淡くて直ぐに消えてしまう花火
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なつみ(プロフ) - 続編が見たくなるほど感動しました！いい作品ありがとうございました！！ (2018年12月5日 20時) (
レス) id: ecc44db2d1 (このIDを非表示/違反報告)
mnyny1(プロフ) - 続編書いてほしいくらい大好きなお話です！！！ (2018年12月5日 1時) (レス) id: 33af31bf18 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - あ〜！このお話すっっっごい！大好きでした！！ 最後の結末が感動でした！(T ^ T) つぎの新作も楽しみにしてます！ (2018年12月5日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とっても素敵なお話でした。大好きです！ (2018年12月4日 23時) (レス) id: d78e2db400 (このIDを非表示/違反報告)
ますみさん(プロフ) - 皆さんありがとうございます；；一つ一つ大事にコメント読ませて頂いてます！！完結できたのも皆様おかげです。ほんとにありがとうございます。 (2018年12月4日 22時) (レス) id: ae066e6e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますみさん | 作成日時：2018年10月9日 22時
