わかんないよ ページ1
貴｢もう平気？｣
玲於くんから離れようと思った次の日おばあちゃんがいる病室に座りながらおばあちゃんと話をする
｢もう大丈夫だよ、明日には帰れるからね。｣
貴｢ほんとに？良かったぁ...｣
また明日から駄菓子屋開かないとね〜って元気そうに笑ってる
｢玲於ちゃんにお礼言わないとねぇ。｣
貴｢うん。｣
そうだ、きちんとお礼言えてなかったなぁ。家まで泊めてくれて、お礼した方がいいよね
お菓子あげる？それとも、って、駄目じゃん会わないって決めたのに。メールでありがとうって送れば解決じゃん
でもギュッて抱きしめられて、暖かかったなぁ、いい匂いもした
貴｢おばあちゃんちょっと飲み物買ってくるね｣
頭では分かってるのに思い出してまたドキドキして、駄目だ。
ブンブンと頭を横に振りながら病院の長い廊下を歩く
｢何してんの笑こわ｣
貴｢玲於、くん｣
後ろからそんな声聞こえて振り向けば、キャップ被った玲於くんがいた
玲於｢ばあちゃん元気？｣
貴｢うん、元気だよ。明日退院できるって。｣
会わないって決めたのに、どうして、そういう時に限って現れるんだろう
玲於くんの顔見れなくて目も合わさずに話せば玲於くんなんでそんなキョドってんのとか言うんだよ。
別にそんなに焦ってるとかじゃないのに、ただ顔が見れないってだけだもん
貴｢じゃあ私飲み物買ってくるね、バイバイ｣
本当は喉なんて乾いてないけど早くこの場から離れたくて玲於くんにバイバイするそしたらね
玲於｢あ、いちごちゃんまだ病院居る？｣
貴｢え、まだいる、と思います。｣
玲於｢思いますってなんだよ、病室で待ってるわ｣
貴｢..うん。｣
待ってるそう言うの、その一言が嬉しくてついついほっぺたにやけちゃうのが分かる。
緩むほっぺた押さえながら自販機でジュース買って玲於くんとおばあちゃんが待っている病室に戻る
貴｢おばあちゃん、お茶買ってきたよ。｣
玲於｢いちごちゃんおかえり｣
貴｢うん｣
なんでこんなにもドキドキするの。分かんない、前はこんなにドキドキし無かったのに
玲於｢さっきからうん、しか言わねぇじゃん｣
言わないんじゃなくて、それしか思い浮かばないんだよ。
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なつみ(プロフ) - 続編が見たくなるほど感動しました！いい作品ありがとうございました！！ (2018年12月5日 20時) (
レス) id: ecc44db2d1 (このIDを非表示/違反報告)
mnyny1(プロフ) - 続編書いてほしいくらい大好きなお話です！！！ (2018年12月5日 1時) (レス) id: 33af31bf18 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - あ〜！このお話すっっっごい！大好きでした！！ 最後の結末が感動でした！(T ^ T) つぎの新作も楽しみにしてます！ (2018年12月5日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とっても素敵なお話でした。大好きです！ (2018年12月4日 23時) (レス) id: d78e2db400 (このIDを非表示/違反報告)
ますみさん(プロフ) - 皆さんありがとうございます；；一つ一つ大事にコメント読ませて頂いてます！！完結できたのも皆様おかげです。ほんとにありがとうございます。 (2018年12月4日 22時) (レス) id: ae066e6e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますみさん | 作成日時：2018年10月9日 22時
