04 . 約束 - Absolute ページ5
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目を覚ましたのはまた、同じ場所だった。
違ったのは、最初からそこに人間がいること。
「………誰かな」
「…解るでしょ、少し考えれば
あんたの仲間を殺したあいつの仲間だよ」
ゆっくりとベッドを起き上がると、ズキズキ痛むのは酷い火傷ができた腕。
「……っ、」
「…痛いの？」
申し訳なさなのか何なのか、彼はずっと俯いていて、私の顔を見ようともしない。
「…痛、かったら何があるの？
…殺るなら殺れば良いよ、私に居場所なんて」
彼は静かに歩み寄ってきて、目の前で私の前にしゃがみこむ。
「な、何をするの…っ？」
「大丈夫だから、…って言っても、無駄だろうねぇ」
目を細めた彼は、私の腕に優しく触れる。
ビリッと走る痛みと、肌に伝わる冷たい温度。
「いッた…」
「すぐ楽になるから」
彼はそう言って、私の腕に手を翳したまま目を閉じた。
「
何が起こるのか予想できずに、ぎゅっと目を瞑っていると、彼がぽんと私の頭に手を置いた。
「大丈夫だから目、開けな」
その声と共にそっと目を開けると、酷い火傷は綺麗さっぱり治っていた。
「……っえ？」
「解ったら、もう2度と
それは、あんたが死ぬ為に生まれた魔法じゃない」
「…待って……！！ちょっと待って！」
勝手にそういう彼の言葉を遮って、私は問う。
「何で君は私にそこまでするの？
私は敵、私は君達を憎んでてもおかしくないのに」
私がそう言うと、彼は頑なに口を閉ざした。
黙り込み、テーブルの側に座って。
「……どんな理由だったら良い？あんたにとって」
「質問を質問で返さないで欲しいんだけど…」
「…正解は酷く単純なもの」
「使える道具だから？」
「もしかしたらそうなのかもね
でも、少なくとも俺はそうじゃない
あんたを此処に引き込むって俺達に指示したのはあいつだから、本当のことは解らないけど」
「君も、……知らない？」
「……俺にある理由はたったひとつ」
彼がテーブルの上の花に手を添えると
萎んでいた花は、新しい物のように美しく咲いた。
「…、！」
「俺にはあんたを殺せないから」
そう言って、彼は初めて私の顔をまっすぐと見た。
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まひる(プロフ) - L:eta-starさん» 魔法の名前は、例えば炎系統魔法でしたら、火に関連する英単語とかを参考にさせていただいています！楽しんでいただけて嬉しいです(*´｀*) (2018年3月18日 20時) (
レス) id: 203be79402 (このIDを非表示/違反報告)
L:eta-star - （続）名前入力忘れました！すみません:;(∩´`∩);:とても面白かったです！応援してます！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e6de48871a (このIDを非表示/違反報告)
（名前） - とても素敵なお話ですね！全員がかっこいいです！！！！まひるさんは魔法の名前など、自分で考えて作っているのですか…??? (2018年3月17日 22時) (レス) id: e6de48871a (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - まおりぃぬさん» ありがとうございます！！そう言っていただけると嬉しいです笑笑ご期待に答えられるように頑張ります(*´∀｀*) (2017年7月15日 21時) (レス) id: 203be79402 (このIDを非表示/違反報告)
まおりぃぬ - 続編頑張ってください！どこまでもどこまでもd((ry 愛しております！！！(←怖い。)楽しみにしています！ (2017年7月15日 20時) (レス) id: 053800845a (このIDを非表示/違反報告)
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