22 . 狂気 - Lunatic ページ23
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「…そうですね
決めました、レオへの罰。
それは、そのレオにとって一番大事な子を目の前で殺してあげることにしましょう」
「…！」
「…ふふ、驚きを隠せませんか？
レオは優しい子ですからね、私が貴方の為にこの手を汚す事を心配してくれているのでしょうか」
レオは繋がれた枷をチャリと鳴らす。
鉄の檻は無く、彼を縛るのはその鉄の枷、そして彼女自身。
「レオが言う通りの子ならば……
その子はレオの居場所を聞き付け、必ずや、此処に足を踏み入れるでしょう
…丁度良い機会です、私が相手をします」
「…貴女が、あいつに直接鉄槌を下すんですか
……何の罪もないあいつを、…殺す気ですか」
流石に、翡翠の瞳は僅かに揺れ始める。
それを面白そうに、彼女は眺めていた。
「…そうですね、そうなります
でも、これは貴方の為ですよレオ。
貴方は、あの子の傍にいてはならない
…そもそも、貴方は外の世界に出てはいけない怪物なのですから」
「…」
「……私はレオをこの手から手離し、広い外界へと触れさせてしまったことを償わなければいけません
…外界でレオの力を解放すれば、間違いなく回りの大事な人諸ともこの国ごと消し飛ぶでしょう
…自分で解っているのですか
レオは回りに害を成す存在でしかないということを
あの子も何れ、レオの手に落ち、命を落とすことになるかもしれないというのに
…それでも尚、…レオは大事な人を手中に収めるというのですか」
彼の中にある力がどんなものか。
私には解らない。解るはずもない。
「……あいつは此処に来ない
…絶対に」
「…ふふ、良いですね、信頼ですか？
でも残念、それは裏切られることとなります」
彼女には、一体何が見えていて
何をしようとしているのであろうか
次の瞬間開いた扉に、
ある者は目を見開き、疑った。
ある者は、声をあげ、大笑いした。
「……レオ」
「………何でおまえが来た…！！！」
「…ふふふ、…あはははっ…！！
良い子ですね…っ！
私は嫌いじゃないですよ！そういう素直な子は……！！！」
ビリビリと感じる強力な魔力。
「……魔法が使えない」
「…逃げろっ……A…ッ」
「さようなら、A」
0.2秒。
僅かな時間の一瞬に
鉄の硬い部屋は意図も容易く、吹き飛んだ。
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まひる(プロフ) - L:eta-starさん» 魔法の名前は、例えば炎系統魔法でしたら、火に関連する英単語とかを参考にさせていただいています！楽しんでいただけて嬉しいです(*´｀*) (2018年3月18日 20時) (
レス) id: 203be79402 (このIDを非表示/違反報告)
L:eta-star - （続）名前入力忘れました！すみません:;(∩´`∩);:とても面白かったです！応援してます！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e6de48871a (このIDを非表示/違反報告)
（名前） - とても素敵なお話ですね！全員がかっこいいです！！！！まひるさんは魔法の名前など、自分で考えて作っているのですか…??? (2018年3月17日 22時) (レス) id: e6de48871a (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - まおりぃぬさん» ありがとうございます！！そう言っていただけると嬉しいです笑笑ご期待に答えられるように頑張ります(*´∀｀*) (2017年7月15日 21時) (レス) id: 203be79402 (このIDを非表示/違反報告)
まおりぃぬ - 続編頑張ってください！どこまでもどこまでもd((ry 愛しております！！！(←怖い。)楽しみにしています！ (2017年7月15日 20時) (レス) id: 053800845a (このIDを非表示/違反報告)
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