21 . 戦慄 - Melody ページ22
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「…こんなにも言うことを聞かない子だとは思わなかった
…残念です、レオ
貴方は私の言うことを解ってくれると思っていたのに
……私の言うことを素直に聞いていた泉でさえ、耳を貸さなくなってしまった」
鉄に囲まれたその部屋に、チャリという金属音と、ソプラノのその声だけが響き渡る。
「……これがどういうことかも重々承知の上で、おれはこうして動いてるつもりです
……おれは、絶対にそれを受けられない」
凛とした
手が、重い枷で繋がれていたとしても。
それだけは、揺らぐことはなかった。
「…そこまでする理由は何です
あの子に尽くすメリットが、貴方には無いはずです」
「メリットが無ければ、おれは尽くしちゃいけませんか
自分にデメリットばかりがあったとしても、メリットが無ければ、おれは守ることをしてはいけないのですか」
冷たい部屋で、太陽のように
オレンジは暖かく、ただひたすらに眩しい。
彼はそんな存在であった。
「…下らない戯れ言に過ぎません
何が良いのですか
貴方はあの子の事を何も知らない」
「知らないのは貴女の方だ、女王陛下
…貴女こそ、あいつの事を何も知らない
おれの事も、セナ、ナル、リッツ、スオーの事もみんなみんな
……貴女は何も知らない。
……おれは、あいつを一番解ってる
…あいつが俺を覚えてなくたって
おれはあいつを守る、そう決めた
これは誰にも、…大事な仲間にも、もちろん女王陛下、貴女にも
これは変えられない。絶対に」
彼の中に宿る魂が揺れるように、彼の回りの光はふわふわと舞い上がる。
この世界では魔力という物であり、
魔法を使うには無くてはならない存在。
魔法威力の高鳴り、自身の体の変化にも影響する。
「…レオ
…本当に残念です
………貴方をこの手で始末する、こんな日が来ようとは」
残念そうに、彼女は目を細め、
嘘か真か、潤んだ瞳をそっと伏せる。
彼女の後ろには、フードを深く被った何者かが付きまとうようにして立っていた。
「……例えこの命を捨てることになろうとも
おれはあいつを殺させなんかしない」
「…罪深き少女、憎きA
あの子を最初に殺しておくべきでした」
彼女の瞳に宿るのは、狂気。
たった、それだけ。
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まひる(プロフ) - L:eta-starさん» 魔法の名前は、例えば炎系統魔法でしたら、火に関連する英単語とかを参考にさせていただいています！楽しんでいただけて嬉しいです(*´｀*) (2018年3月18日 20時) (
レス) id: 203be79402 (このIDを非表示/違反報告)
L:eta-star - （続）名前入力忘れました！すみません:;(∩´`∩);:とても面白かったです！応援してます！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e6de48871a (このIDを非表示/違反報告)
（名前） - とても素敵なお話ですね！全員がかっこいいです！！！！まひるさんは魔法の名前など、自分で考えて作っているのですか…??? (2018年3月17日 22時) (レス) id: e6de48871a (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - まおりぃぬさん» ありがとうございます！！そう言っていただけると嬉しいです笑笑ご期待に答えられるように頑張ります(*´∀｀*) (2017年7月15日 21時) (レス) id: 203be79402 (このIDを非表示/違反報告)
まおりぃぬ - 続編頑張ってください！どこまでもどこまでもd((ry 愛しております！！！(←怖い。)楽しみにしています！ (2017年7月15日 20時) (レス) id: 053800845a (このIDを非表示/違反報告)
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