金髪不良少女のマスクを外そうとするやつが居ます 2【宮侑】

52.少し話し合おうか侑くん。 ページ13

『すみません。少し話聞いて来ますね』


母「ん?はーい」





『じゃ、行こか。侑くん?』


侑「…はい。」


顔…死んでるやん


侑を引きずり、部屋へと行く。治はちょっと追い出した。



ごめん。



んじゃ事情聴取やな。



『で、どういうこと?』


侑「あ、いや、その…」


ん〜?怪しいな〜。



モゴモゴと口ごもる侑くん。


『はよ言わんと別れんで』


侑「家連れてって欲しいって言われました」


はやっ。てか、家連れてって欲しいとか、どんな女やねん。





『断られへんかったん』



侑「だってそいつの周り、男めっちゃ居んねん!!泣かせたらボッコボコやで?」


『角名とか、治とか連れたら男も逃げてくやろ』


侑「あいつらやられる。」



やっさし。


『そいつは侑のこと狙ってんねんな〜…』



どーしよ。久しぶりに伊織と天の手借りて…



ようは泣かせんかったらええんやろ?


『よっしゃ、潰すか』



侑「何すんの?」



『そいつと同じ感じのことするだけやん。』



侑の後輩って言うとったな…高校の後輩か?


今、侑バレーの日本代表候補?やとかなんとやら…


『飲みに行ったときか?』


侑「推理力すご。」


『次、ある?』


侑「おん。」


『そんときやな』



そう…この作戦は…



『名付けて!!"エクソシスト作戦"や!!!』



侑「何それ」


『適当。』

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