sleepy 45 ページ46
無事時間内にシャワーを終え教室に戻ってきた私は、就寝するために布団を敷いた。
なんだか本当に修学旅行みたいだ。
1人なのが寂しい所だけど。
｢はぁ｣と敷いたばかりの布団に仰向けになり、天井を見つめる。
体力には自信がある方だけど、やはり合宿となるとそれなりに疲れるな、、
あと2日頑張らないと。
スマホで時間を確認すると、22時を過ぎていた。
時間を確認したせいでなんだか余計に眠くなってきた。
徐々に瞼が下がってくる。
今日のうちにやらなきゃ行けない事はやったし、もう寝ちゃおうかな、、、。
私はそのまま布団に潜り、目を瞑った。
ーーコンコンコン
と同時に誰かが教室をノックする音が聞こえる。
｢えっ｣
驚いて思わず声が出る。
こんな時間に一体誰が、、
と不審に思い起き上がると、教室のドアのすりガラス越しに人影が見える。
、、、誰だろう。
教室の電気をつけ、ドアの前まで移動し
｢だ、誰でしょうか、、、？｣
とドア越しに声をかける。
｢俺です。国見です。開けてもいいですか？｣
｢え、国見君？！｣
どうやらドアの向こうにいるのは国見君のようだ。
どうしたんだ、、
何かあったのかな。
不思議に思い、立て付けの悪いドアを開ける。
｢すみません。起こしちゃいましたか？｣
そこに居たのはやはり国見君だった。
でも様子がおかしく、何故か彼は枕を抱えている。
｢ううん大丈夫だよ。ちょうど今寝ようとした所。｣
｢そうですか、良かったです｣
｢こんな時間にどうしたの？何かあった？｣
｢俺、先輩と一緒に寝たいです。｣
｢、、、、はい？｣
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作者名：ますだ | 作成日時：2023年10月25日 2時
