抱き枕過剰摂取【国見英】 ※修正中※ (ページ32)

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sleepy　31 ページ32

「「「「「明日？！」」」」」

これまた部員の声が重なり、体育館中に響く。

それもそうだ、まさか明日から合宿をすると予想できていた部員はいないだろう。

でもいくら何でも急すぎじゃ、、、、

「お互いの高校のテスト期間諸々を考慮した結果だ、すまんな。
お前らの家族には俺から連絡してある。全員了承済みだ。あと、今日は部活を早めに切り上げてから合宿の説明を少しする。」

と謝る監督

確かに明日は土曜日だし、祝日も合わせると5連休だ。

合宿するには絶好の日だろう。

「え～、俺予定あったのに、、、」

及川先輩がボソッと愚痴をこぼす。

「なんだ、文句あるなら参加せんでいいぞ」

「喜んで参加させて頂きます。」

及川先輩と監督のやり取りを横目で見ていると、監督と目が合い

「マネージャーも悪いが参加してくれ。人手が足りなくてな」

と話しかけられる。

「はい、もちろんです」

「助かる。じゃあ話は以上、全員練習に戻るように」

説明を終えた監督がベンチに座る。

花巻先輩の声で「マジかよ～」という言葉が聞こえてきたが、聞こえなかったことにしよう。

合宿か、、、初めてだな。

練習試合をしたことはあるが、合宿は初めてだ。

不安もあるが、ワクワクの方が大きい。

浮足立つ気持ちを抑え、仕事に専念した。