最終日 ページ48
- mafumafu side -
目を覚ますといつも通りの朝。
あー、今日も作業が溜まってるなぁ。
起動させたパソコンには
何十件もの依頼メール。
何だか今日はやる気が起きなくて
誰か誘って遊びに行きたいなぁ…
なんて思っていた時
スマホから聞こえてくる通知音。
それは天月くんからだった。
天『まふくーん!ご飯いこー!!』
ま「うん!いいよ!」
タイミング良すぎだよ、天月くん (笑)
すぐに着替えて髪をセットして
待ち合わせ場所に急いだ。
ま「天月くーん!お待たせー!」
既に着いていた天月くんに手を振って
駆け寄る。
天「…この前、おすすめの店見つけたって言ったでしょ?そこ行こーよ!」
ま「あー、言ってたね!行こう…」
ふとすれ違った女の子。
どこかで見たことのあるような、
そんな気がして思わず立ち止まって振り返る。
あれ、誰だっけ…?
天「どうしたの、まふくん?」
ま「ねぇ…天月くん…あの子、」
天「ん?なになに、知り合い?」
どうしてだろう。
あんな子、会ったこともないのに
どこか懐かしくて…愛おしくて…
僕はなぜだかその子に近づいて
肩にそっと手を触れた。
ま「あ、あの…」
振り返った女の子は僕を不思議そうに見上げて
首を傾げていた。
「…誰ですか?」
ま「あ…いや…何でもないです」
気のせいだったのかな?
すみません、と一言謝って
遠くから僕を呼ぶ天月くんの元へ戻った。
「まふまふさん…」
そう呼ばれた声に気づかずに____________
end.
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ゆり - 最後、とてもせつないです。だけど、とても面白く読ませていただきました。 (2020年5月13日 16時) (レス) id: 2d393571c3 (このIDを非表示/違反報告)
莉於 - 最後切なくて泣いちゃいました...。でも続編出してほしいです!楽しみにしてます!! (2018年3月29日 15時) (レス) id: c75c4eb8f1 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とてもおもしろかったです!でも最後が少し切ないです...。この後ハッピーエンドになったらと願ってしまいました。これからも頑張ってください! (2016年11月2日 21時) (レス) id: de0de96a98 (このIDを非表示/違反報告)
花飛鳥momo★ - おもしろかったです!でも最後切ない…。なんらかのできごとがあって思い出すみたいな話もみたいと思ってしまう← (2016年8月17日 18時) (レス) id: d2ced67736 (このIDを非表示/違反報告)
手羽先(プロフ) - ましろさんの作品凄く好きです!これからも応援しています。頑張ってください!! (2016年5月6日 21時) (レス) id: bf5668b7ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作成日時:2016年2月18日 14時