31日目 ページ39
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2人はまだ買い物に行くみたいで
その場で僕たちは別れた。
ま「ごめんね、Aちゃん」
「そんな…ッ!私が動いちゃったから…」
ま「ところで、どこに行ってたの?」
「え、あ…えと…」
そう言うとポケットから何かを出そうと
繋いでいた手を離された。
「こ、これ…ッ!!!」
ま「え……」
手には綺麗なネックレスがあって
プレゼントです、って俯きながら呟いた。
ま「どうしたの、これ」
「まふまふさんに似合うかなって思って…でもお金ないって言ったら、店員さんがプレゼントしてくれて…それで、あの…」
僕にくれるってこと?
「店員さんが、優しいあなたにプレゼントって…お兄ちゃんにどうぞって…」
継ぎ接ぎな言葉を一生懸命伝えようとする
Aちゃんが可愛くて
人目も気にせずに
僕はその場でAちゃんに抱きついた。
ま 「そっか…そっか。ありがとう」
「あ、あの…まふまふさん…?」
なんだか、
Aちゃんが愛おしくて仕方ない。
「ねぇ、まふまふさん…好き」
ま「うん。僕も好き」
もうこのまま本当の妹にしちゃいたいくらい
Aちゃんのことが好き。
でも刻一刻とタイムリミットは
近づいていたんだ_________________
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ゆり - 最後、とてもせつないです。だけど、とても面白く読ませていただきました。 (2020年5月13日 16時) (レス) id: 2d393571c3 (このIDを非表示/違反報告)
莉於 - 最後切なくて泣いちゃいました...。でも続編出してほしいです!楽しみにしてます!! (2018年3月29日 15時) (レス) id: c75c4eb8f1 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とてもおもしろかったです!でも最後が少し切ないです...。この後ハッピーエンドになったらと願ってしまいました。これからも頑張ってください! (2016年11月2日 21時) (レス) id: de0de96a98 (このIDを非表示/違反報告)
花飛鳥momo★ - おもしろかったです!でも最後切ない…。なんらかのできごとがあって思い出すみたいな話もみたいと思ってしまう← (2016年8月17日 18時) (レス) id: d2ced67736 (このIDを非表示/違反報告)
手羽先(プロフ) - ましろさんの作品凄く好きです!これからも応援しています。頑張ってください!! (2016年5月6日 21時) (レス) id: bf5668b7ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作成日時:2016年2月18日 14時