【歌い手】僕は妹をレンタルします【まふまふ】

３０日目 ページ38

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「天月くーーーん！！」




待ち合わせ場所に行くと

天月くんとTくんとAちゃんが

三人並んで座っていた。







ま「はぁ、はぁ、ごめんね…」

天「いやいや！見つかってよかったね」





「まふまふさん…ごめんなさい」

ま「ううん、よかった無事で…」





僕がそっと抱きしめると

Aちゃんは声を出して泣き出した。





よっぽど不安だったんだろうな…

僕の背中に回した手が震えている。





こういう所は本当に子供みたいで

ちょっとだけ安心する。







嗚咽が止まらない Aちゃんを離して

頭を撫でていると





T「てか、お兄ちゃんってどういうこと？」

天「まふくん…妹いたの？」






そうだった。

２人は知らないんだもんね。





僕は２人にも妹レンタルについて

説明をはじめた。







天「へぇー、不思議なこともあるもんだ」

T「漫画みたいな話だね」





意外と冷静なもんだ。

大人だね、二人とも…(笑)





天「てか！まふくん、こんな小さい子ほっといちゃダメでしょ！！！今回、声をかけたのが僕だったから良かったものを…」


T「そうだよ！！こんな可愛い子が1人でいたら本当に連れていかれちゃうからね！？」



ま「えええっ！分かってるけど、なんでそんな急に怒りだすの！！！？」





でも、Aちゃんを見つけてくれたのが

天月くんとTくんで本当に良かった。




僕は心の中で、思い切り2人に感謝をした。




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