乱数くんに恋する私。【ヒプノシスマイク】 (ページ10)

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運ばれてきたアイスティーをストローでくるくる回していると、左馬刻さんが "奢ってやるからデザートでも頼めば"って言ってくれた。

その優しさに甘えて再びメニューを開く。

「どうしよっかな～あ、このいちごパフェ…」

左「いちごパフェ？お前そんなに苺好きだったか？」

「ううん、前に乱数くんたちが来た時に美味しいって喜んでくれてたんだ～」

左「なんだ、顔が気持ち悪いほどニヤけてんぞ」

左馬刻さんに言われて気がついた。

私、こんなすぐ顔に出るタイプだったっけ？

左「ハッ、Aは乱数のことが好きなんだもんな」

「……はい…ッ！？」

左「相変わらずわかりやすいよな」

「えっと、いや好きというか気になってるというか…別にそんなこと…」

左「いや、わかり易すぎだろ」

まさか意外と鈍感だと思ってた左馬刻さんに勘づかれていたとは…

恥ずかしさで顔が合わせられなくて、アイスティーを勢いよく吸った。

左「つか、よりよって乱数かよ…あんな女遊びしか頭にねぇ奴のどこに惹かれるのか」

「あはー…ほんと、自分でもよくわからないです」

なんて、弱々しく笑う私を見て真剣な顔つきで私を見つめる左馬刻さん。

左「…本気なのか？」

「…わからない、です。

私…こんな気持ちになるの、初めてだし」

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