乱数くんに恋する私。【ヒプノシスマイク】 (ページ11)

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左馬刻さんと別れてイケブクロに着いた頃には、もう夜も更けた頃。

家まで送るって言ってくれたけど何となく一人になりたくて、心配かけないようにバイバイした。

明日は学校もお休みだし、課題終わらせなくちゃ…

なんてことを考えながら帰路を歩いていると鞄の中で鳴るスマホを手に取る。

prrr...

「…えっ、！」

ディスプレイに表示された名前を見た途端、胸の鼓動が早くなるのがすぐに分かる。

乱『もしも～し！A久しぶり！僕だよー！』

「乱数くん…！ど、どうしたの？」

乱『もーう、どうしたの？じゃないよ！最近、全然 Aから連絡ないし寂しかったんだからね～！』

久しぶりに聞いた乱数くんの声

あ、なんか…

「だって、乱数くん忙しそうだったから…」

乱『ぜーんぜん！Aに会えなくなる方がよっぽど寂しいんだから気にしないでよね！』

やばいかも。

「あ、ありがとう…」

乱『 A、明日ってひま？』

「うん、学校も休みだから空いてるよ」

乱『やったー！じゃあ僕とデートしよ』

デ、デート…？

乱数くんからの突然の誘いに戸惑いながらもOKの返事をして通話を切る。

明日、乱数くんとデート…

デート…

胸が高鳴り顔が熱くなる。

ほんと、わかりやすいな私。

でも、

今、誰といるの？

やっぱりオネーサンたちといたりするの？

そんなことを考えながらも

もっと話していたくて、近づきたくなって。

矛盾する気持ち。

どうしたらいいのかな？

こんな風に思う自分が

大嫌い

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