【カオス】ラブシュトーリーは突然に。 (ページ11)

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『差』ページ11

「あはははっ！！！！いや～もうっ…プッ…はははは！！！！ほんと最高！！！」

きっくんはこの調子でもうかれこれ30分くらい笑っている。

『ほんとにほんとにごめんなさい。』

「いや、俺達が悪かったからもう謝んないで、ね？」

Aちゃんは真っ赤な顔でさっきからひたすら謝っている。

「でもさ、仮に彼女がきたからってハンガーにひっかかってやり過ごそうって思うやついないよな…ほんっと…ククッ…」

『あろまさぁん…！掘り返さないでくださいよ！！わたしだって必死で！！もう！！恥ずかしいよおおおうわああああん！！！』

「そんな日もあるよ。よしよし。」

そうAちゃんが叫ぶのを隣でえおえおが宥めていた。

「いやねーだろwww」

「もうあろま！Aちゃんをいじめないの！」

すっぱり切り捨てるあろまに俺はパシッと頭を叩いた。

『FBさんっ……！！！！』

「…………っ。」

涙目でキラキラした瞳で見つめられ、一瞬ドキッとしてしまったけど、ん？

「でも、お前ら分かったろ？俺が言ってたこと！Aの面白さ！」

『なんですかそれ！なにを話したんです！？ちょ、変なこと話してないよね！？』

「んー…、Aはとっても一生懸命で可愛いってみんなに話しただけだよ？」

『なっ……！////』

きっくんの言葉にさっきより顔が赤くなっていくAちゃん。さすがきっくん、女の子慣れしている。俺と違って。ちょっとむかつく。

『な、なぁに言っちゃってるんですかねぇ！この人は！あ、あはははは！』

「声、声。裏返ってるよ。動揺しすぎ。」

えおえおに指摘されシュンと静かになる。

　