『フラグ』 ページ12
「ってとこで、大丈夫かな?」
あの人生でベスト3に入る失態のあと、きっくんは友達…というかメンバーを紹介してくれた。
紹介しなくても分かる…というのは置いておこう。
『きっくんにお世話になってる真嶋Aです。ほんとに驚かせてしまってすいません……特にFBさん……。』
と、ちらっとFBさんの方をみる。いつものFBさんではなくメガネをかけているFBさん。このFBさんをわたしは前から知っている。
「いや、まぁ確かに驚いたけど…ね、ほらきっくんから話聞いてたから会えて嬉しいですよ。」
FBさん…!!なんて良い方なんでしょう!さっきもあろまさんのからかいから助けていただき……王子様ですか貴方は!でも初対面ではないはずですよね…?あれ?まぁいいか。
『あ、有難うございます…。』
そう言うとFBさんはニコッと笑った。
ズキュン。なにか刺さった感じがした。
「なんか忘れてね?」
唐突に何かを思い出したようなあろまさんに続いてきっくんも確かにと言った。
「生放送。」
ぼそっとえおえおさんが言った。すると3人は固まって
「「「あ!!!!!!!」」」
「やべぇ!!後どんくらい!?今何時!?何時に予約した!?」
「あ、あ〜えっと後20分くらいで始まる!」
「わじかよ!!!準備しようぜ急いで!!」
途端に慌ただしくなり皆は準備をし始めた。
「ごめん!A!もうそろ生放送始まるんだわ!練習はまた日改めてするから!今日はほんとにごめんな!」
『あっ…ううん。全然大丈夫です!私こそ生放送前にすいません。じゃ今日は帰りますね!』
そういって玄関に向かおうとすると忙しそうな中、皆が1回手を止めてバイバイしてくれた。
「またねぇ〜」
あろまさん、なんでそんなニヤニヤしてるんですかね。またねってまたはないですからね。
と、きっくんの家をあとにした。
といっても同じ階なので数メートル歩けば私の家だった。そういえば。
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電話帳II(プロフ) - こんにちは!はじめまして。作者さんのギャグセンスが良すぎて定期的に読みたくなります...(笑)更新待ってます! (2018年6月9日 0時) (レス) id: 4894d22b80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚木ましろ | 作成日時:2016年12月9日 23時