stage*12 えおえおside ページ21
「でさーそんとき俺が電話かけたんだけどえおえお寝ててさぁ！」
『えー昼間なのにー？笑』
俺はきっくんとAの話に相槌を打ちながら聞いていた。ほとんどはきっくんがメンバーの話をしていた。
「あろまなにしてんの？」
「モンハン。」
せっかくAがいるのにきっくん達の話には入らずモンハンをしているこの男は全く。
「あっそうそうモンハンで思い出した！モンハンの実況をとるときにさ！えおえおが寝ながらやっててさ〜」
『実況？？』
「うん実況！あれ？俺たちゲーム実況やってんだけど知らない？」
きっくんんんん！！！！！！お前ってやつは俺が言えないで悩んでいたのにそんな軽く知らない？じゃねーよ！知らないに決まってんだろおお！！
「あれ？えおえお言ってないの？」
FBならまだ常識人だからフォローしてくれると思ったのに…
「言えないよ…いい歳してこんなことやってますなんて…。」
「お前ら馬鹿だろ。普通言えねーべや。」
あろま！！お前良いやつだわ。こんなときやっぱあろましかいないわ！！
「えっ…あ、ごめん。」
「いやいいよ良い機会だ。」
FBがまずかったという顔をして謝罪してきたがきっくんに関しては頭にはてなマークである。
『えっなになに？？お兄ちゃんたちなんかしてるの？？』
目を輝かしてくる可愛い妹に嘘はつけずゲーム実況のこととMSSPのことを話した。
「…とまぁ簡単に言えばこんなおっさん４人でゲームをしてそれを動画にしてあげてるみたいな。」
Aは顎に手を当てうんうんと頷いていた。
『仲いいね！！楽しそう！！』
「えっ。」
『えとMSSPだっけ？なんかグループあるなんてかっこいいね！！』
ああ、俺なに悩んでたんだろう。Aは純粋な子だ。そしてけっこうおバカさんなとこがあった。
「中二病プロジェクトだからな！！かっこいいに決まってんよ！！」
『ちゅ、ちゅう、ぷろじぇ？？』
「うん、きっくんは黙ろっか。」
きっくんはまたややこしくするから黙らせよう。
『えーと動画あげてるって言ってたよね！帰ったらみよーっと！』
「え"っ！」
「は？？ 」
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作者名：柚木ましろ | 作成日時：2015年3月22日 16時
