【カオス】般若の想い人は宇宙人の妹。 (ページ3)

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「ちょっと俺数分消えます」

「はぁぁ？？？」

「はぁぁ？？？」

「いいよ、いってらっしゃい」

「ごめん、じゃ頼んだ」

「なんだあいつ。えおえお抜きで楽しい話しよーぜ！」

「いいね！じゃなに話す？あろま。」

「どうしよっか～きっくんww」

「あっ…俺がハブ！！！！！」

納得したのかしてないのか分からないが話が変わったのを聞いてマイクをオフにした。
俺えおえおが生放送にも関わらず忙しくしていたのは理由がある。

俺には妹がいる。

歳は5つも違う妹が可愛くないわけが当然ない。
その妹が明日上京することになった。
東京なんて右も左もわからないそんな妹を危険な目に合わせないために俺が迎えにいくことにした。
といっても上京すると聞いたのがほんの数分前だ。
いきなりのことでさすがに驚いてしまって生放送で楽しく話す気分になれなかった。

「もっと早く言ってくれよ」

「ごめん…忘れてたの…怒ってる？」

電話先でも声でわかる。どうやら落ち込んでいるようだ。

「…気をつけて空港まで来いよ？待ってるから。」

「ありがとう。お兄ちゃんに会えるの楽しみにしてる。」

「俺も。じゃまた明日ね」

「うん。おやすみ。」

断じてシスコンではないがお兄ちゃんと久しぶり呼ばれて嬉しかった。

「あっと生放送に戻んなきゃな…」