stage*10-2 ページ18
「おい、えふ……」
玄関からきっくんの声が近づいてきたから遅かったFBに文句を言ってやろうと視線をまな板からずらすと
『あっ!あろま!!!』
Aでした。おっとこれはまずい。このままだと
『久しぶりのあろまだ〜!!』
「おまっこっちは包丁持ってんだぞ!!抱きつくなや!!」
『えっ危ないよあろま』
危ないって抱きついてきたのはあなたですけど…そういえばえおえおは天然でこの子はバカだったなと思い出した。
「っと、てかFBはどうした?」
「しらね」
あのクソ野郎は一体どこまで買い出しに行ってんのか…
「とりあえずAちゃんをリビングに誘導しまーす!」
「おう、そうしてくれ。まだ料理終わってねーから。」
おいでーと軽快に歩くきっくんの後ろをはーいと笑顔でついてくAをみてなんか兄弟みたいだなと思った。
「いや、兄はここにいるんですけど」
「心読むなよ。こんな頼りない天然ボケの兄はいやだわ。」
「きっくんみたいなテンションだけのアホな兄よりましだろ。」
「確かに。」
「料理手伝う。」
「さんきゅ。」
えおえおのおかげでなんとか全部終わった。
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作者名:柚木ましろ | 作成日時:2015年3月22日 16時