【カオス】般若の想い人は宇宙人の妹。 (ページ13)

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stage*6 えおえおside ページ13

空港の待合室で座ってAを待つ。

あいつ飛行機慣れてないし、大丈夫かなと思いLINEを送ったが、大丈夫そうだ。

今日はきっくんがAのためにパーティーを開いてくれるみたいだ。
まぁただAに会いたいのとあろまにちょっかい出したいがためにやるんだろうけど。

でもAは人見知りだし、きっくんは初見バイバイのテンションだし、大丈夫かな…。

やばい不安になってきた。

と思っていたら遠くから懐かしい声が聞こえてきた。

『お兄ちゃーん！』

そう言って走ってくるAは本当に昔から変わらない。変わったといえば昔は２つ結びを揺らして走ってきたが今はサラサラな茶髪の長い髪を揺らして走ってきてるぐらいだ。

『お兄ちゃん久しぶり！』

「おっと、抱きつくのはいいけど人前だしもう子供じゃないんだからな？」

全然嬉しいんだが一応空港だし人がたくさんいるので注意したが、Aは「えへへー」と反省はしてないみたいだ。まぁ可愛いから許す。

『お兄ちゃん髪切った？？前に会ったときよりもカッコよくなったねぇ～』

「ありがと。Aは髪伸びたな。今日は凄いおしゃれさんだけど？」

『あ、分かっちゃった？今日は上京するからって頑張りました！』

ニコニコしてるAはおしゃれで大人びた格好をしていてこれはＦＢには刺激が強そうだなと苦笑いする。

「じゃ、そろそろ俺の家に荷物おいてきっくんの家に行きますか」

『きっくん…？』

「そうきっくん。パーティー開いてくれる俺の友達だよ。」

『そっか！仲良くなれるかなぁ～』

よほど楽しみなのか鼻歌まじりに歩くAをみてさきほど感じていた不安はなくなった。

『お兄ちゃんはやく！はやく！』

「あ、うん。いま行くよ。」

こうして俺ら二人はきっくんの家に向かった。