【仮面ライダーエグゼイド】colorful drops【短編集】2

いつも一緒に1(みんな&鏡飛彩)【＊Happy Birthday！＊彩希さまへ】 ページ8

「あれ？真っ暗…」

CRに呼び出されて行ってみたらなぜか消えてる灯り。キョトンと目を丸くしたら。

「ひゃ！？」

パン！パパンパンッ！

いきなりパッと灯りがついて一斉に鳴り響いたクラッカーの音。

全『ハッピ〜バースデ〜〜っ！！♪♪』
主「ええっ！？」

机や椅子の後ろに隠れてたみんながひょこっと出てきた。

ポ「お誕生日おめでとぉ〜っ！」
主「覚えててくれたんだぁ、みんなありがと〜…って、ぷっ！みんな何そのカッコ」

パーティグッズの変装姿のみんな。とんがり帽子、付け髭の大我先生、ヘンテコな眼鏡の飛彩先生、アフロヘアーの永夢くん、鼻眼鏡の貴利矢さんに吹き出す。

飛「く、なぜ俺がこんな格好を…///」

パ、と格好を外す。

主「なかなか似合ってたよ、ぷぷ」
飛「黙れ///」
ニ「ね、飾り付け可愛いっしょ？ほらアタシとポッピーのセンスばっちりだから」
主「ほんとだ可愛い〜！」

CR内にふわふわ揺れる風船。カラフルに可愛く飾り付けされたCRは間違いなくポッピーちゃんとニコちゃん仕様になってる。

ニ「あ、あの壁のリボン曲がってるほら大我っ！直してきて」
大「あ？んだよめんどくせーな…どこが曲がってんだよ」
ニ「あっ風船あと３つ増やして」
大「てめえがやれ」

さっと貴利矢さんがおっきなケーキの箱を持ってきた。

貴「さっそくケーキでお祝いしちゃおーぜぇ♪Aちゃんのために自分ケーキ買って来ちゃったし」
永「も〜みんなで買ったんじゃないですかぁ〜貴利矢さんってばっ」
貴「めーじん〜買いに行ったの自分だぜー？」
主「ふふっ、ありがとー貴利矢さん！みんなも！」

ぱ、とケーキを箱から出すとポッピーちゃんがキラキラ目を輝かせた。

ポ「きゃぁぁ美味しそう〜〜っ♪」
主「わーい早く食べたい〜っ」

そしたら飛彩先生にスッと片手で制された。

飛「慌てるな…まずは《Happy birthday》の歌を歌ってからだろう」
主「えっ！まさかひいろ先生が歌ってくれるの！？」

飛「コホン…」

永「じゃあみんなでうたいましょっか〜〜！」ポ「そーだねそーだね」貴「歌っちゃおーぜ〜」どやどや 飛「な！なぜ俺に歌わせない」

ケーキに立てられたロウソクにいくつも灯された火。みんなで歌を歌ってくれて。

主「じゃ〜消すよぉ〜…」
ポ「あ、待って？」

火を消そうとしたらポッピーちゃんがまるで秘密の合図みたいにスッと指をわたしの唇にあてた。

ポ「ね。誕生日はね、一年に一度だけ。だから特別なんだよぅっ？」

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