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眠れぬ夜は(九条貴利矢) ページ12

「なんか眠れないかも…」

ぼーっとしつつベッドを抜けてまだ灯りの付いた部屋の扉を開けた。

ガチャ…


「貴利矢ぁ〜……」

もー深夜なのに貴利矢はソファーに掛けて医療関係の書類を整理してた。怪訝にこっちに振り返る。

「ん、どーした?」

「昼間はしゃぎすぎちゃったせいかな…なんか目、覚めちゃって…。眠い気もするんだけどな…」

ごしっと目をこすりつつ甘えるように言ったら貴利矢はニッと笑った。

「んじゃ自分が寝かし付けしてあげちゃおっか」

「え?」

「よーく眠れるおまじないってやつ、かけてやるよ」

ちろ、と貴利矢を訝しげに睨んだ。

「なにそれ〜?いかがわしいなーどんなおまじないー?」

「いーからいーから。目、閉じてみ」

「うん」

言われたとーりに目を閉じたら。
ちょん、といきなり軽くオデコに触れたキス。

「!」

びっくりして目をぱちくり。

「ははっ、逆に目覚めちゃった?」

「も、もぉ…っ///」

「ジョーダン」

そっと手を握られて、今度は手の甲に優しくキス。

ちゅ。

「おまじない。今度はゆっくり寝れそ?」

「……////(よけい目覚めたよ)」

「それとも自分が一緒に添い寝してあげちゃおっか」

「ええっ///」

「なーんて。乗せられちゃった?」

「もー…!うそつきー」

ふくれたら頭をポンポンされた。
いつもからかってばっかりなんだから。

「ほら、もうベッドに入りな?」

「うん…」

しゅんとして言ったら顔を覗き込まれた。

「あっれー?なんかちょっと物足りないってカンジ?」

「ね…添い寝……して?」

甘えて言ったら貴利矢はちょっぴり困ったように笑った。

「しょーがないなー。そんならA姫の仰せのとーりに」

そう言っておどけてまるで舞踏会のダンスに誘うみたいにしてスッと手を差し出す。

「姫。お手をどーぞ?」

「ふふっ」


その手を取ったらぱっと抱き上げられた。

「わっ…///」

「ベッドまでお供致しちゃうぜーお姫さま♪」





今夜はきっと、


いい夢みれるよね……?




『眠れぬ夜は』

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彩希 - そうなの!?面白いんだ(笑)私もいきたーい!!チャットめっちゃ、嬉しかったよ♪ (2017年8月29日 9時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» チャットでも?いいなぁ〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆映画ね、ひいろ先生めちゃくちゃ笑えるよ(笑)見てのおたのしみ♪( ´▽`) (2017年8月28日 22時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - うん!!まだだよ?(笑)さきの笑顔を取り戻すって。言われた時キュンキュンしたもん(笑)チャットでも嬉しいことあったし♪ (2017年8月28日 21時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)
はむぽこ(プロフ) - 彩希さん» さきちゃんはいっぱい名前呼んでもらえていいよね〜うらやましい(≧∇≦)すごい希望のある終わり方だったよねヽ(;▽;)ノよかったよかった!さきちゃん映画まだなんでしょ?わたし見たけどもっかい見ないとわかんない笑 (2017年8月28日 18時) (レス) id: 3ea697d049 (このIDを非表示/違反報告)
彩希 - おはよう。昨日はありがとね!!確かにいい終わり方だったね…。何かさ、最後のひーろ先生の言葉に感動したし自分の事じゃないのに名前沢山呼んでくれたから呼んでくれたから嬉しかった(笑)素敵なプレゼントありがとう!! (2017年8月28日 9時) (レス) id: 0a944ca153 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はむぽこ | 作成日時:2017年8月24日 23時

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