急接近! 1(So) ページ23
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聡くんは、隣の席の男の子だった。
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桜の花がチラチラと舞い、日差しの暖かい春。
私は高校生になった。
人見知りな私は、まだ誰とも話せず机に座っていた。
うーん、どうしよう。
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隣のクラスの、中学で仲良かった友達のところに行こうかな?
けど、その友達が新しい友達と仲良くお喋りしてたら私は邪魔だろうし……。
それに私も、早いうちに誰かと話さないと、暗い子って思われちゃうかも……。
……うーん。
どうしたものだろう。
私は一人で唸っていた。
聡「ねーねー!俺、松島聡って言うの。
よろしくね!」
そしたら、隣の席から明るい声が聞こえた。
私が顔を上げると。
その声にぴったりの、かわいい笑顔の男の子が私を見ていた。
私はびっくりして、「え、あ!はい!」って言った。
そしたら、聡くんは「緊張しすぎー!」ってまた笑った。
私は、その人懐っこい笑顔に。
聡くんに、恋をした。
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聡「ねー!Aー!
荷物運ぶの手伝ってー!」
私と聡くんは、もう隣の席じゃない。
けど、体育祭の委員が同じで。
今でも、私は聡くんの隣にいられて。
幸せだった。
A「もー!ひどい!
女の子に荷物持たせるの?」
そう言いながらも、私はにやにやしてしまって。
緩んだ口元を、さっと元に戻した(笑)
見られてない……よね?
聡「えー?けど、A。
荷物持つの好きなんじゃない?(笑)
だって、めっちゃ笑顔じゃん!」
って言われてしまった。
聡くん、私の気持ちに気づいてるの?
聡くんはたまに、鋭いことを言ってくるから、びっくりするんだよね。
けど、おしい。
私が好きなのは荷物じゃなくて、聡くんなんだよ。
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段ボールに入れた、体育祭で使う道具を二人で並んで運ぶ。
私の持っているのは、嵩張りはするけれど、すっごく軽いもので。
出場選手とかの、名簿とか。色々。
けど、聡くんの持っている方は何かすごく重そうで。
ちょっと、聡くんふらついてない?(笑)
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ましろ(プロフ) - 碧さん» 遅くなってすみません(´;ω;`)! ですよね!黒髪は正義ですっ\(^o^)/笑 たしかに!やっと今のパーマに慣れてきました← (2016年8月26日 13時) (レス) id: e49fb29645 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - かむばっく黒髪! 笑 健人くんも黒髪の方が似合ってますよね〜。長さはもう少し短くてもいいけど 笑 (2016年8月21日 0時) (レス) id: 9bc32be432 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 碧さん» RTしつつも、やっぱりそう思っちゃいます(´;ω;`)← いつか茶髪しょりたんに慣れる日がくるのでしょうか……(´;ω;`)けんてぃーの様に、かむばっく黒髪!笑 (2016年8月20日 23時) (レス) id: e49fb29645 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - わかります(´;ω;`) 彼は黒髪が一番似合ってますよね!笑 (2016年8月20日 23時) (レス) id: 9bc32be432 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - 碧さん» 私もです(´;ω;`)言い知れない虚無感が……(´;ω;`)勝利の黒髪の尊さ……うわああああ(´;ω;`)ってなってます、ここ数日(笑)← (2016年8月20日 23時) (レス) id: e49fb29645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作成日時:2016年7月13日 17時