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たぶんタイミング的に私のLI〇Eを見て笑ったんだと思うんだけど・・・。
『コメントで、配信に集中してください、って言われましたわ』
『そうだそうだ、配信に集中しろー!』
『コメント見てにやけてんじゃねーよ!』
そんな風にメンバーにいじられるセンラさん。
また嘘・・・。
確かにリスナーからのコメントに違いはないけど。
センラちゃんと着いたら連絡してな
Aはい。センラさんも引き続き配信頑張ってください
その私のメッセージに既読がついたところで、焼けた餃子を持って画面内にセンラさんが戻ってきた。
なんだか秘密のやりとりにすごくドキドキしてる。
夜遅いし、私が女だから心配してくれてるだけだってわかってるけど、特別な感じがしてうれしくなってしまう。
(マスク、してよかった。ニヤニヤが止まらない)
そこからはいつもどおり、コメントを打ったりしながら配信を見ていた。
だけど、センラさんへの思いは今までと少し変わってしまったような気がする。
センラさんの声を聞くだけで、手しか映っていない画面を見るだけで、いつもより少しだけドキドキしてる気がした。
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作者名:蒼野真白 | 作成日時:2020年4月13日 10時