* ページ6
えっ、とか、でも・・・、とか葛藤していたが、覚悟を決めたように話し出す。
コロコロ表情が変わっておもろいな。
「では改めましてセンラさん。私がcrewだと知った上で本当にこのまま連絡先を交換しますか?今なら目の前でこれを消すこともできますし」
そう言って、まだ俺を追加するかと表示されたままのスマホの画面をこちらに向ける。
だから、俺は迷わず追加するをタップした。
「あ、ちょっと!センラさん!!」
慌てるAちゃんにいたずらっぽく笑ってみせる。
「さっきも言いましたけど、Aちゃんなら大丈夫やと思ってますから」
「いやいや、出会ったばかりのリスナーを簡単に信用しすぎですよ!私がT○itterとかで“センラさんと連絡先交換しちゃった♡”とか言って晒したりとかしたらどうするんですか?!」
本気で心配してくれていることがわかる言葉と表情に嬉しくなる。
「ホントにそんなことする子やったらまず今みたいなこと言わんでしょ?それにAちゃんが本気で心配してくれてるん伝わってきたから」
そう言って思わず頭をポンポンとした。
すると固まってしまったAちゃん。
嫌やったかな?馴れ馴れしすぎたんかな?と心配になって顔を見ると、耳まで真っ赤に染まっていた。
29人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼野真白 | 作成日時:2020年4月13日 10時