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「それはいくらなんでも多すぎませんか?」
「そやかて、どんくらい通院なるかわかれへんし、連絡先交換せんかったらあとから追加で渡すこともできひんし」
そうマスクをしていてもわかるほどにいい笑顔で答える。
「・・・それなら、連絡先交換させていただきます・・・。」
と私は連絡先を交換するほうを選んだ。
最悪、途中で通院終わったって言えばいいしね。
正直にいくらって言わなくてもいいし。
そう思ってそっちを選んだ。
「そしたらLI○Eでええですか?」
折原さんは今や誰もが使っているであろうトークアプリを提示する。
「大丈夫です」
「ふるふるできる?」
そう言われたので準備して左手でスマホを振る。
あぁ、利き手が使えないのは不便だなぁ、なんて思いながら表示された名前を見て驚く。
「・・・軽率すぎる」
思わず、そんな言葉がこぼれてしまった。
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作者名:蒼野真白 | 作成日時:2020年4月13日 10時