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「なんやねん」

「今日会ったばっかの子のこと、配信に集中しきれんくらい気になるんやねぇ」

「センラその子のこと好きになっちゃったん!?」



まーしーが言った言葉に坂田がすぐさま食いつく。



「そんなわけないやろ!今日会ったばっかでどんな子かもわからんし、友達ですらないし。そもそもリスナーやで?センラーなんやで?ありえへんやろ」



すかさず否定する。

なんやねん、こいつら面白がって。



「でも、Aちゃんとぶつかったっていうリスナーのことについては注意しといたほうがいいかもな」

「そうやな。まずそんな風に話しかけるのはマナー違反やわ」

「しかもぶつかった相手階段から落ちてケガしとるのに逃げるとか絶対許せへんわ!」



うらたんの言った言葉に二人の意識もそちらへいく。

確かにそのことも放置はできない。



「あとで今日あったこととして注意呼びかけのツイートしときますわ」

「そうだなー」



今後Aちゃんみたいなこと起こらんようにせんとな。



「ところで、そんなに気になるんだったら電話してみたら?」

「お!ええやん!しよしよ」



せっかく話が変わってたのにうらたんが話を戻す。

しかもそれに便乗する坂田。

こいつ絶対自分もしゃべる気やん。



「えー。ここでですかぁ?」

「やって、最後に連絡来てから結構たってるんやろ?なんかあったんかもしれんし心配やん」



たしかに、バスに乗るという連絡がきてからだいぶたっている。

なにかあったのかもしれないという言葉にだんだん不安になってくる。



「・・・そしたらかけてみますわ」

「おう!俺らに遠慮せずにかけろよ」



そういい顔で言ったうらたんを見れば他のメンバーもニコニコとしていた。




・・・いや、ニヤニヤか?

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作者名:蒼野真白 | 作成日時:2020年4月13日 10時

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