Yuta. ページ25
「俺より宮田の方が指名多いとかマジないわ」
部屋に入るなり、大型犬が飛びかかるように裕太が私にぎゅうっと抱きついてきて、乱暴に布団に押し倒した。
「何でそんなに宮田なの?」
「裕太だって大好きなくせに。宮っちの良さを1番知ってるのは裕太と私なんでしょ?」
「うー、そーだけどさ、でも宮田に負けてるのはムカつく」
裕太が私の鼻に自分の鼻を擦り付ける。
「しかもこの間、朝までミツと過ごしたんだって?二力や千賀、めっちゃショック受けてたよ。てか俺もショックだったけどね」
そう言って私の唇を何度も吸いながら、私の衣服に手をかける裕太。
「Aもあのちっさい可愛いおじさんに骨抜きにされちゃった?」
ミツだけ朝まで狡い。
なんで皆あのちっさいおじさんが好きなの?
ブツブツ文句を言う裕太に、
「久しぶりに会ったら随分大人っぽくなっててびっくりしたけど、口の悪さは変わってないね」
苦笑しながら言い返せば、
「性格なんて変わりませーん」
顔をくしゃっとさせて笑う裕太。
「ミツ上手かった?」
「んー、どうでしょう」
「俺んところに来てくれたってことはそうでもなかったってことだよね」
勝手に訊いて、勝手に納得して、私の衣服を剥ぎ取っていく。
「Aが全然来てくんないからストレスで禿げそうだった」
「ふんわりほんわか玉ちゃんでいるの、しんどかった?」
「しんどかった。上に乗られて腰振られて、可愛く喘いで?って、俺女じゃねーし」
自分の親より年上の女に襲われる身にもなってよ、と溜息をつく裕太。
「裕太ママは若いもんね」
「あー、マジでストレス。ブ◎☆∇&%!!」
暴言を吐く裕太の口を慌てて押さえると、
「心配しないで。本人には暴言吐いてないから」
だからAの身体で癒してよ。
私は裕太に甘いとつくづく思う。
裕太のお願いはいつだって拒めない。
自分でもその理由がよく分からなかったけれど、自分の前で何も取り繕わずに素を晒け出し、奔放に振舞ってくれる裕太に、私もまた癒されているのかもしれなかった。
「すっげー興奮させて?俺のこと」
「んぁっ....ぃ、ぁぁっ」
声を押し殺せば、裕太は嬉しそうに激しく腰を打ち付けてくるから、私は必死で声を押し殺す。
「目瞑んないでずっと俺を見てて」
苦しさと気持ち良さに、顔を歪ませ、涙を浮かべた目で裕太を見つめれば、満足そうに笑う裕太。
「すっげーいい顔」
ふいに優しくキスをされて、私は泣きたくなった。
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ましろ(プロフ) - clubwonderさん» お待たせしていてごめんなさい;;やっと書き始めることが出来たので....相変わらずちまちま更新になるかとは思いますが、どうかお付き合い下さいませ!! (2018年8月10日 20時) (レス) id: ba5f8d5732 (このIDを非表示/違反報告)
clubwonder(プロフ) - お忙しいのか中々更新されないですね…。気長に待ってるので、このまま終わるという事にはならない事祈ります!続きが気になって仕方ないです! (2018年7月28日 1時) (レス) id: 697db724dd (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - みゆさん» 最近なかなか更新出来ずにごめんなさい;;また近々再開しますのであともう少しだけ待っていて下さいね!温かいお言葉本当に有難うございます。とっても嬉しいです^^ (2018年7月9日 0時) (レス) id: ba5f8d5732 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - sioriさん» siori様、しばらく更新せずにごめんなさい;;次の章では彼等sideも出てくるので全容が明らかになるかと。ってそんな大したこともないんですけどね(笑) (2018年7月9日 0時) (レス) id: ba5f8d5732 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - clubwonderさん» お返事遅くなってごめんなさい;;毎日覗きに来てくださっていたなんて嬉しくて泣きそうです。今少しお休みしていますが、今月末からまた書き進めようと思っていますのでもうしばらく待っていて下さいね。本当に読んで下さって有難うございます! (2018年7月9日 0時) (レス) id: ba5f8d5732 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作成日時:2018年5月8日 18時