優しく出来ない F ページ28
と、簡単に言ってみたものの。
実際に優しくするのはすごく難しいことなのだと痛感する俺。
Aの気持ち良さそうな表情を見ていると、自分の興奮もどんどん増していき、強い支配欲に駆り立てられて、どうしても激しく抱きたくなってしまう。
くそっ。ヤバイ。
俺はAの中に入らない方がいいと判断し、Aの両脚を広げてその中心へ顔を埋めた。
「ちょ、あっ、太輔っ、ぁっ」
Aがびっくりして足を閉じようとするのを抑えつけて、蜜があふれ出す部分にそっと口づける。
「ぃゃ、ぁっ」
Aの腰がびくんと跳ね上がった。
「A、俺の口でいってよ...」
舌先でぷくっと腫れている部分を何度も擦るように転がせば、Aはひときわ高く啼いて首をいやいやと振った。
「あっ、ぁーーーっ、んぁっ」
啜り泣くようなAの声に、俺の理性も木っ端微塵に砕けそうになる。
次から次へと溢れ出す甘い蜜が舌に絡みつく。
シーツまですげぇびっしょびしょ。
人指し指で割れ目の上の方を少し強めに擦って舌を穴に捩じ込めば、Aの声が一際高くなってガクガク脚が震える。
俺はAがいったんだと気づいた。
「たいすけ...なんで...」
上気した顔で目に涙を湛えたAが、俺を恨めしそうに見つめる。
「Aの中に入ったら優しくする自信なくて。ごめんね」
「ばか」
そのくらいいいのに。
普通に抱いてくれれば全然大丈夫だったのに。
そう呟くAの頭を撫でながら、
「分かってないな、Aさんは。俺Aさんとするの1か月ぶりだよ?絶対理性もたない。めちゃくちゃに抱いて壊しちゃう。今だってまだ興奮してんだよ」
そう言えば、Aの手がそっと俺の下半身に伸びてきた。
口ですると言い張ったAの気遣いを断固拒否して、結局俺はAの手でいかせてもらった。
中々眠りにつけなかった。
腕の中で眠るAの髪を撫でながら、俺の心はざわめいて、いつまでも落ち着かなかった。
明日も引き続きAからの依頼がある。
明日一緒に来て欲しいところがあると言ったA。
シナリオも何もなく、ただ恋人として付いてきてくれればいいと言うAに、俺は何だかとても嫌な予感がしていた。
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ayachoko(プロフ) - ましろさん» 初期でこんな面白いのかけるんですか( ; ゜Д゜)サディスティックLOVEを読んだ時から思ってました(*^^*)なんか男性の狡さとか女性の男性受けする立ち振舞いとかわかっててすごいなぁと思ってまして…(’-’*)今のましろさんが書く玉ちゃん、読みたいです(*≧∀≦*) (2017年5月12日 23時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - ayachokoさん» ぎゃあ、初期の作品クサすぎて(爆)読まれるの恥ずかしいです;;わ、分かりますか?遥か昔、ちょっとだけ夜の世界にいたことあります(笑)ayachokoさんに言われてまた玉ちゃんも書いてみたいなぁってちょっと思いました♪ (2017年5月12日 20時) (レス) id: df578ce2f7 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - そして玉ちゃんかっこいい!!(*≧∀≦*)ましろさんの書く藤北玉はみんな素敵すぎて選べませんっ←違う 続き気になって止まらなくて、今からご飯慌てて作りますっ(笑) (2017年5月12日 17時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - 途中すごく切なかったけど最後には幸せになれて安心しました!ふふっと笑っちゃうシーンもあって面白かったです(о´∀`о)ましろさんは夜の世界で働いてたことがあるんですか?すごくリアルだなぁと思いまして…ましろさんの作品の女の子はみんな素敵できゅんとします♪ (2017年5月12日 17時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - まなさん» わーん、そんなことを言って頂けるなんてとっても嬉しいです;;昔の作品は特殊なのばかりでとても恥ずかしいのですが、最後まで読んで下さってとっても嬉しいです。(*'人'*)(*'人'*)ありがとうございます^^ (2016年11月3日 16時) (レス) id: 92cf8dd04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作成日時:2015年11月8日 14時