・ ページ10
不本意アクター！
「あら、久しぶりね詐欺師俳優」
「まさかお前が『勝手に』俺のドラマ出演をOKしたとは思わなかったな美意識オタク」
両者睨み合う。
出る気のなかったドラマに、コイツのせいで出ることになったんだから仕方ない。
──ヴィル・シェーンハイト。NRCポムフィオーレ寮の寮長にして、マジカメ500万人以上のフォロワーを持つインフルエンサー。
俺もオールドリーム寮の寮長だし、マジカメのフォロワーは500万人を超えているインフルエンサー。
同じような環境なので、気が合わないのも仕方ないだろう。うん仕方ない。
しかも今回は女主人公を取り合う役と来た。あー最悪。
「そういえば、異世界から子ジャガ来たそうね」
「それが何さ」
「こっちもよ。オマケに使い魔付き。アンタんとこの学園長が珍しくこっちの学園長の肩を叩いていたわ。
それにしてもあの人顔いいわよね。王族かなんかなの？」
「知らねーよ。てかそっちは新しい寮に入れたんだろ？こっちは1ヶ月ごとに各寮を回るときた。しかも今月は俺んとこ。あの子俺を殺してーのか」
「なんでそうなるのよ」
怪訝な顔でシェーンハイトが俺を見た。
コイツは俺の印を知らない。だけど、珍しくなんの願いも持たないような人間だったからチリチリするような地味〜な痛みも全く遮断されている。
その面では好きだが、どうにも美意識については全く…かなり嫌いだ。好きなものも食べられないし、夏は日差しが気になるからって日焼け止めびっくりするくらい塗るか寮から出させないと聞く。
そーいうの、ほんと嫌い。
そう思いながらドラマ撮影に入った。
***
「いた………アイツだ、シスフェニー・ロギングだ」
「ようやく見つけたか。見つかるまで時間がかかってしまったが見つけてしまったら後はもう作戦通りに動けばいい」
「あぁ
俺の願いを叶えてもらおうか、魔人──！！」
着々と物語は進んでいく。
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←1章:エンターテイナーの魔人
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルナ - おぉ！シスフェニ−くん目線の作品だと… 面白いです！ 更新がんばって下さい！ (2020年9月14日 15時) (
レス) id: 46e94f5c38 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - はい！ (2020年9月13日 21時) (レス) id: 46e94f5c38 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - ルナさん» ではそちらでお願いします！ (2020年9月13日 21時) (レス) id: ba59e9921b (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 大丈夫ですよー！ (2020年9月13日 21時) (レス) id: 46e94f5c38 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！うちの双子はカイくんとシスフェニーくんがお気に入りで小さい頃から構いに行ってて、エミリーはお姉さんなのでハラハラしながらも見守ってたって感じで大丈夫ですか？ (2020年9月13日 21時) (レス) id: ba59e9921b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナト | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel
作成日時：2020年9月2日 20時
