【文スト】転生したら兄に後戻りできないレベルで愛されてしまっているのだが。

なんでタイトル考えなきゃいけないように作ったのだろうか ページ7

A視点




太宰さんはニコ、と笑う。それはもう穏やかに。




「で、中也の説教とかお呼びじゃ無いから帰ってよ。ね？Aもそう思うよね？」



『テメーに同意するのは大変不本意なんですが………

中原さん、大丈夫ですから。本当に。一対一で話させてください。』



「………クソッ、どうなっても俺は知らねぇからな！」




そう言ってずかずかと怒りながらもどっか行ってくれる中原さん。

アッこれは帰ったら嘘だろって思うぐらい怒られるパターンだ。

そして私のことを思ってくれてるから私の罪悪感と良心が死ぬパターンだこれ。




と思いながら、手枷とかが既に外れた後の太宰さんと向かい合う。




死ぬ程似た見た目の男女が一人はにこにこしながら、一人はめっちゃ睨み付けながら向かい合っているこの状況である。




『………久し振りですね、兄さん？』



「久しぶりだね、A。」




くっそ異能無効化！心！読ませろ！！何考えてるか分からんねぇツラしやがって！！




あと一つめっちゃ気になる事あるんだけど、いやもうマジでコイツなんでこんな平然としてんの？

あんなことして放置した妹の前でなんでめっちゃいい笑顔してんの？？今どんな気持ちなの？




気になった素直なAちゃんはストレートでスマートに太宰さんに尋ねる。




『あの今どんな気持ちなんですか？いやするとは思ってませんでしたけど、ちょっとぐらい動揺してくれません？』



「控え目に言って監 禁したいなぁって」



『ガチ目のガイキチじゃん………ヤバ………』




ドン引きする私をまったく気にしてないコイツの心臓はどうなってんだろうか。

ていうか何この空気。シリアス返して。ピリッとした空気返して。

今から話数制にしてもいいよね？→←場違いな

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