【文スト】危険人物に生まれ変わったので生を謳歌してやろうと思った。勿論後悔も反省も全然していない。 (ページ18)

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外出が十六回ページ18

A視点

私は大量の原作キャラに会えた喜びでにまにましながら、太宰さんを適当にあしらいつつ谷崎兄妹に一昨日の出来事をかいつまんで話す。

原作キャラと話してる！これでキャラ崩壊が一人も居なければ本当に最高だったのに！！

いや、絡みを見てる分には楽しいんだけど。完璧で幸福なんだけど。尊みが強すぎてryなんだけど。

私が絡むとキャラが解釈違いになるから本当にもう…………

なんて考える私の心情など露知らず、谷崎君は話を全て聞いてありきたりな………って言ったら悪いか。

でもありきたりな反応を返してくれる。

「成程、そんなことが………」

『世間って狭いねぇ。』

そう言って残りのサンドウィッチを平らげる。

ナオミちゃんは私の服をじぃっと見ているので、あれ？と首を傾げた所でナオミちゃんが話始める。

「凄い………頭のてっぺんから足の先まで全部ハイブランド品ですわ。

これ一つでとんでもない額の筈ですのに………凄い、女の子の夢ですわね！」

『女の子の夢………まぁ、高価な服を着たい的な意味ではそうなのかな。

まぁ全部パトロンからの貢ぎ物で私が買った物じゃないけどね。』

「パトロン！？」

谷崎君が素っ頓狂な声を上げたので、ああそう言えばさっきの説明では言ってなかったなと説明してあげる。

『そういや長身の人とお二人さんには行って無かったっけ？私にはパトロンが沢山いるんだよ。

パトロンって言うのは、まぁ平たく言えば金づるのような………最近はパトロン頼りで生活してるかなぁ。

ちゃんと働く時も有るんだけど、大体パトロン頼りで生きていけるから頼ってるなぁ………』

「なっ………」

「そ、そうなんですか………」

谷崎君と国木田さんは在り得ないモノを見たかのような表情をしている。とても面白い。