外出が七回 ページ9
A視点
ここで原作が始まらないと何も始まらないので、三角座りをしこっちを向いて話している敦君に川の方を指差し、言う。
『私のパトロンの話はそれとしてさ、アレどうする?』
「アレ?
………えっ、いや、ええっ!?あああああれなんですか!?」
『犬神家』
「犬神家!?」
「うん。それでスケキヨ。」
「なんですかそれ!?」
あそっか文ストの世界だから犬神家無いのか。
と納得しつつ、私は尋ねる。
『助けないの?』
「………っ!ええい!!」
ばちゃん、と勢いよく川に飛び込む敦君に感心しつつ、上って来た時の為にリュックからタオルを準備した。
「______げほっ、ゲホゲホッ!!」
『おおすごい。こんなおっきい男を川から引っ張り上げるとか、細いのにやるね君。
はいどーぞ、ふかふかの高級品タオルだよ。』
私はそう言って表面上は美貌を最大に生かしてにっこりするが、心の中は大変だ。
ヤバイよぉ………私原作に携わってんだけど………もう無理尊い尊すぎて逆につら………
こんな近くで原作が三次元で生きて動いてるとかある?やばくない??ヤバ??(語彙力の唐突な死)
『いやーしかしこいつも変わらないなぁ。』
「こいつ………?
っていうか知り合いなんですか!?」
『日本帰って来た時はいっつも私を面倒事に巻き込む二人の内の一人だよ。凄い変人。』
「………」
『おっとこれは正に目は口程に物を言う。君さぁ絶対「お前が言うな」って思ったでしょ?
喧嘩なら買うって言ってるでしょ??言っとくけどお姉さん凄いキレやすいよ??』
とか言ってるとガバッと太宰さんが急に起き上がる。おっと空気読め。
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紅(プロフ) - 終わっているですと!? (2月20日 0時) (レス) @page48 id: c840862e70 (このIDを非表示/違反報告)
くまさん - お願いします!!!終わらないでください!超好みの小説なんです〜! (12月10日 1時) (レス) @page48 id: 888b8ee33d (このIDを非表示/違反報告)
メープル - こういうのホンっと好きです!続きをお願いします!!!! (12月9日 14時) (レス) @page48 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - おわた? (12月2日 10時) (レス) @page48 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 終わっ…て…いる…? (9月8日 16時) (レス) @page48 id: 8f5d606c19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐教信者 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月20日 9時