百三十三話 ページ2
A視点
良い顔になった轟君にほっこりしていると、ところで、と轟君が話題を変えた。相も変わらず腕は放してくれない。
「年下はアリですか」
『うん……うん？ アリ？年下？』
……何言ってんだコイツ！？
え？何？なんて？年下？アリ？
その真顔どういうこと？この言葉は？どういう意味？その顔どういう感情？
「それは肯定と受け取ってもいいですか？」
『いや、ちょっと、本当に申し訳ないのだけれど、話の脈絡と内容が見えないかな。本当に理解能力が無くて申し訳ないのだけれども。』
「恋愛対象として見れるのは年上ですか？年下ですか？俺は大丈夫ですか？」
『……出来るだけ……同年代に近い人だろうか……』
……なんで！？！？なんで今その話になってんの！？
えっ、いや、……うん！？さっきの話との関連性が全く見えてこないね！？
あれ！？さっきまでの話はどこに飛んでいった！？
混乱しながらも微笑みで言葉を返したのは、もしかしてこれが私にとっての一種の防衛反応なのだろうか。
そう思う今日この頃であった。いやそんなこと考えてる場合じゃないか。
「凍華さん幾つですか。」
『いや、うん……秘密かな……』
「……！ 女性に年齢を聞くのは失礼ですか。すみません。」
『いや……いや、うん、それは構わない。全く構わないのだけれど。
どうしてそんなことを急に聞くのかな？もしよければ、教えて欲しい。』
それは、と轟君が口を開いた。
薄い唇の間から、まるで血でも滴ってきそうなほど真っ赤で濡れた舌が覗いた。
酷く艶めかしくチロリと動き、時に口内に姿を消しながら言葉を紡ぐ。
「俺が、」
私よりもう10�僂蝋發た板后�あれ、こんなに高かったっけ。
会ったのは随分前で、こうして背が比べられるような機会も会って殆ど無かったように思う。
会話内容も相談ばかりで、俯きがちで幼く見えて、だから、気づかなかった。
「貴女の事を、」
色違いの双眸が私を見下ろす。
冷静な狩人のような視線と、太陽にすら等しく思える熱量を含んだ視線。二つが混ざり合って等しく私に注がれる。
目を縁取る睫毛が瞬けば音がしそうだ。蝶の羽ばたきのように美しい。
「好きだからです。」
笑顔すらも崩れ落ちて、眼球が飛び出しそうなほど目を見開いたのが自分でもわかる。
この美しさの塊みたいな人間から飛び出した言葉は、こともあろうに私への好意だった。
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祢音 - I love you!!! (1月13日 19時) (
レス) @page4 id: 492badaa2d (このIDを非表示/違反報告)
djぢj - sんshshjsぎゃああ！？尊い！好きつづいてエエエエエエエ (12月18日 19時) (レス) @page4 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - 初コメ失礼します！一気見させて頂きましたが、とても面白かったです！！続き待ってます！ (12月13日 16時) (レス) @page4 id: 54d37be4b1 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - ねえええええええ一気見してたのに続かないとかありですか！？！？続き！欲しいでっす！！！アイラブユー！！！(?) (12月10日 16時) (レス) @page4 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
ああああああああああああああああああああ(プロフ) - 生きてますか…………… (9月6日 16時) (レス) @page4 id: e3dfa91469 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐教信者
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月15日 18時
