寒色系なお兄さま達☆真斗編 (ページ2)

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2 突然の電話ページ2

真斗side

ブーブー

俺は授業を受けている。するとポケットに入れていた携帯が鳴った。いや、鳴ったと言っても勿論マナーモードにしていたのでバイブが鳴った。俺は携帯を開くと着信者にびっくりした。そう電話を掛けてきたのはカミュ兄さんだった。俺は先生に保健室に行くと伝え、廊下で電話に出た。

真「もしもし、カミュ兄さんどうしまし……」

カ「おい！何故もっと早く出ない！」

真「すみません。授業だったので。それより、どうされたんですか？」

カ「Aが何者かに刺されたのだ。…早く病院に来い。…分かったな」

そう言って電話が切れた。俺は信じられなかった。まさかAが刺されるなど一ミリたりとも考えていなかった。それに電話越しのカミュ兄さんの声は少し震えていた。ただならぬ事件が待っているとはこの時の俺には考える余地もなかった。俺は担任に早退を告げると、学校を飛び出した。