どーも、真選組の自宅警備員です。【銀魂】

いっち ページ3

今日も今日とて、屯所内に響く副長の声
煩いったりゃありゃしやせん

あ、自己紹介が遅れやした。私、沖田 Aと申しやす
以後、お見知りおきを

「ふくちょぉ、うるさいでさぁ…今何時だと思ってるんです?」

私はのそりという効果音が付きそうな動作で、障子の隙間から顔を出し
ちょうど走ってきた副長に文句をつける

「決して迷惑な時間じゃねぇ、今朝の9時だぞ」
「私が寝てる時間でさぁ」
「おい」

軽く睨まれていることはスルーして、更に私は続ける

「総悟の奴おっかけてる暇があったら、書類整理とかでもしたらどうですかぃ
　まだ色々とたまってるんでしょう?仕事も…夜の方も」
「仕事は溜まってるが最後のは溜まってねぇよ。何言ってんだお前」
「え、副長。定期的に抜いてるんですかぃ…?誰がおかずでさぁ。まさか私!?」

ふざけてそんなことを真顔で言いつつ、顔だけでなく体も部屋の外へと出る
伸びをしていると、副長は私に

「誰かそんなこと一言でも言ったか」
「総悟」
「あの野郎…っ」

副長は怒りをあらわにしながら、拳を作りプルプルと震えている

「総悟なんてほっときゃ良いんでさぁ。ただの可愛いかまってちゃんですぜぃ」

その様子を笑いながら見る私
副長は暫くそうしていた後、体をしっかりこちらに向けて

「A、お前から総悟の奴に一言言ってくれ。それでしばらくは大人しくなるんだからな」
「嫌でさぁ。見てて面白いもん」

意地悪な笑みを浮かべ、私はさっと部屋へと入り障子を閉める

「じゃ、今日も自宅警備するんで邪魔しないでくだせぇよ」
「お前もふざけるなぁあっ!!」

今日も今日とて、沖田二人に叫ぶ副長の声が、屯所に響く

にぃい→←せってい

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