原作?私が壊します。【NARUTO】【原作崩壊注意】 (ページ7)

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四話:拒否権はないページ7

ほんの少し、わくわくしながら何かと待っていると

「君には、二次元の世界を旅してもらう

　拒否権はないけど、別にいいでしょ?」

有無を言わせない威圧を放ちながら、そう言われた

先程までの様子とは、ひっくり返したように違う様子に驚く

それでも私は、ちゃんと自分の口から

「私が、ちゃんと原作を知っているモノであるなら」

それだけは、伝えた

だってそうじゃないと…いった瞬間死亡とかになったらシャレになんないし

そんなん嫌だし

私のその言葉に、沁は笑って頷いた

「それくらいは当たり前だよ。でも、その他にもいろいろ条件を付けていいかい?」

条件?

私は少し考えた

こういうのでよくある条件って言ったら

次しんだらそこで終わり的なやつかな

「違うよ。君の場合しんだら別の世界に行くだけ。しんでしまった世界には二度と行けないけどね

　条件は、君の顔をほんの少しいじらせてもらったり、体を少しいじったりとかそんなの」

「顔はいじらないでいただきたいです」

私は、その言葉に殆ど間を開けずにそう言った

自分の顔は、いじりたくはなかった

いくらもっと綺麗になりたいだとか考えても、私は私

この顔のままで、過したい

「…さっき言ったであろう、拒否権はないと」

それなのに

目の前の神は、私に向かって手を伸ばしてきた

そのまま顔が隠されて、少し経ったのちに手が離れた

鏡が渡され、私は恐る恐るのぞき込む

「いじるだけていっただろ?ほんの少し手入れしたとでも思えばいいさ」

軽い態度で、肩をすくめて神は歩き出した

私はその場に座り込んだまま、自分の顔を見ていた

以前より整った顔立ち

と言っても、人形のような感じではなく

人間らしさがあり、私の顔だと解るのに

自分の顔じゃないように感じるのは、いきなり顔が変わったからなのかな

「そんなこと考えてないで、早くこっちにおいで」

そう言われて、私は渋々立ち上がって歩き出した

いくら顔を勝手にいじられたのが嫌でも、二次元の世界に行けるというのはわくわくする

あ、でも小説とかじゃないからそんなにうまくはいかない可能性の方が高い…

「何言ってるの、これはｓｙムガモゴ…なんか謎の力で口がふさがれたんだけど……」

「この世界を操っている奴のせいだろ。それよりも、何の世界に行くんだ」

沢山の期待と、ほんの少しの不安を持ちながら

私は沁に尋ねた