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三話:手違い ページ6

それから私は、美少年の姿をしている神様に話を聞いた

「僕の下で働いている、死神と天使が間違えて君の魂を持ってきてしまってね

 それに気づくのが遅くなってしまって、君を生き返らせることができなくなったんだよ」

…よくわからん

どういうことだ?

「かいつまみ過ぎたかな?要するに、死神が君をころして、天使があの世に君を連れてきたんだよ

 でも本当は、君が死ぬのはずっと先の話だったんだ

 要するに、寿命があったのに間違えて君の人生終わらせちゃったのね

 ここまではOK?じゃあ次

 手違いに気付いた僕や他の神々は、急いで君を生き返らせようとしたんだ

 でもちょっと遅すぎたみたいでね、もう火葬が終わってたんだよ…

 だから代わりに、違うことで君への謝罪を行うことになってね」

違うことで、謝罪?

つまりは、生き返った際も何らかのことをしてくれてってことなのか

「そう。君だったら多分、元からある才能を引き出すことだと思うよ

 君、色々やったらできる子なんでしょ?」

…確かに、親や友達にはそう言われ続けてきた

確信は、自分では持てないし、解りもしなかったのだが

いまだに座り込んだままで、美少年を見上げながら心の中で色々考える

何もかも筒抜けのせいで、いちいち口に出さなくっていいのは楽だけど

プライバシー侵害されまくりじゃね?なんて考えながら

「まあ仕方がないよ。今この状況じゃぁねぇ」

少し怪しく微笑みながら、美少年はそう言ってきた

「あといい加減美少年って呼ぶのやめてね。僕一様神様だし」

そんなことを言われても、名前も聞いてないし神様って呼ぶのもなぁ…

そんなことを私が思えば

「じゃあ特別に名前を教えてあげよう。これから長い付き合いになるだろうしね…」

含みと、裏がありそうな言い方と表情をされながら、美少年は私に名前を教えてくれた

「僕の名前は、(しん)。呼び捨てで構わないよ」

「沁…」

名前は口に出して呟いて、確認する

発音の仕方とか、言ってみないと解んないしね

「さて、それじゃあ君に、素敵な贈り物をしよう

 間違えて、これからの輝かしい未来を奪ってしまった、お詫びにね……」

私に向かってそう言われて、何がもらえるのだろうかと少し期待をする

神様って言うぐらいなんだから、いいもんくれるのかな

四話:拒否権はない→←二話:貴方はだぁれ



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風狐 レンスイ(プロフ) - 博雨 聖菜さん» 違うな、役立たずなりの役立ちかたさ…(あれ、自分で言って悲しくなった) (2017年1月10日 23時) (レス) id: 15fc092f3d (このIDを非表示/違反報告)
博雨 聖菜(プロフ) - おお…イケメン女子か貴様……← (2017年1月10日 23時) (レス) id: cb6313759d (このIDを非表示/違反報告)
風狐 レンスイ(プロフ) - 博雨 聖菜さん» そうだと、いいなぁ…でもサスケに守られるんじゃなくて、守ってしにたい派← (2017年1月10日 21時) (レス) id: 15fc092f3d (このIDを非表示/違反報告)
博雨 聖菜(プロフ) - 風狐 レンスイさん» 大丈夫、サスケが守ってくれるさ(*`・ω・´)← (2017年1月10日 21時) (レス) id: cb6313759d (このIDを非表示/違反報告)
風狐 レンスイ(プロフ) - 博雨 聖菜さん» ホントにな。まあ私は行ってすぐに、また逝くことになるんだろうけど (2017年1月10日 21時) (レス) id: 15fc092f3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風狐 レンスイ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年12月19日 22時

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