十八話:照れるから ページ21
「ちょっと、サスケ?何がありがとうだよ」
私は流石にこんな事をされると思わなかったので、少しだけ顔を赤くしながら聞き返す
「いや、全部にだ。ありがとう」
肩に顔をうずめられながら更にそう言われてしまい、また顔が赤くなる
「よしてくれよそうゆうの、照れるってば…」
行き場のない手を、サスケの背中に回せば
少し私の肩から離れて、顔を覗きこんできた
そして少しだけ意地悪そうに、ニヤリと微笑んで
「確かに顔が赤いな。可愛いぞ?」
右手で私のほっぺをつついてくる
「ちょっと、ホントによしてくれってばぁ…」
恥かしさと嬉しさで、私は本当に顔から湯気が出てきそうになる
サスケに抱きしめられながら頬つつかれるって、私間違って逝かされてよかった
そんなことを考えて幸福感に浸っていると
「…そういや今何時だ」
サスケのその一言でハッと我に返る
「やばっ、もうすぐ昼休み終わっちまう!」
二人して急いでご飯を駆けこんで、走って教室に戻る
時間には何とか間に合い
私の頬がまだ赤かったのも、走ってきたからと誤魔化すことができた
その日の授業は、あまり身が入らなかったけれど
まぁ、良しとしようかな
帰りは美容院によって、髪切ってもらわないと
などと考えながらも、私の頬はまだ赤く染まっていた
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風狐 レンスイ(プロフ) - 博雨 聖菜さん» 違うな、役立たずなりの役立ちかたさ…(あれ、自分で言って悲しくなった) (2017年1月10日 23時) (レス) id: 15fc092f3d (このIDを非表示/違反報告)
博雨 聖菜(プロフ) - おお…イケメン女子か貴様……← (2017年1月10日 23時) (レス) id: cb6313759d (このIDを非表示/違反報告)
風狐 レンスイ(プロフ) - 博雨 聖菜さん» そうだと、いいなぁ…でもサスケに守られるんじゃなくて、守ってしにたい派← (2017年1月10日 21時) (レス) id: 15fc092f3d (このIDを非表示/違反報告)
博雨 聖菜(プロフ) - 風狐 レンスイさん» 大丈夫、サスケが守ってくれるさ(*`・ω・´)← (2017年1月10日 21時) (レス) id: cb6313759d (このIDを非表示/違反報告)
風狐 レンスイ(プロフ) - 博雨 聖菜さん» ホントにな。まあ私は行ってすぐに、また逝くことになるんだろうけど (2017年1月10日 21時) (レス) id: 15fc092f3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風狐 レンスイ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年12月19日 22時