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数名で班を作らせて、サラマンダーの解毒薬を作らせていた。早い所は出来上がり俺を呼んで結果を見せている班も出て来た。
全班が、きちんと解毒薬を作り終えて授業を終えた。仔犬どもが教室から出ると俺は、ミヤビが待つ準備室に急いだ。
クルーウェル)
ミヤビ、待たせた……な。
みやび)
………すぅ………すぅ……………すぅ………
クルーウェル)
!!眠ってしまったのか…こんな姿も美しいな。
みやび)
……………ウス………
クルーウェル)
!!何故、俺じゃない………
みやび)
??あら、私いつの間にか眠ってしまったのね。先生、ごめんなさい?
艶っぽく目を擦って、ニコリと微笑む彼女は、この世の者とは思えない程に眩しくて。
クルーウェル)
夢でも見ていたのか?
みやび)
えぇ。まぁ、そんな所ですね。
クルーウェル)
そうか。次の授業の準備を頼めるか?
みやび)
良いですよ?お任せくださいな。
軽く伸びをしてからソファから立ち上がり、準備室から出て行った。
俺は、準備室から彼女の動きを見ていた。彼女は次から次へ軽やかに支度を始めた。まるで魔法を使っているかの様に。余程頭の回転が早いのだろう。彼女は恐らく元の世界では成績が良かった筈だろう。
みやび)
先生?終わりましたよ♪
クルーウェル)
good girl!良く出来たな。
みやび)
先生の役に立てられたら良かったわ。
クルーウェル)
お前は本当に賢く美しいな。
みやび)
先生?私の事、好きになりましたか?
クルーウェル)
好き…などと言う生易しい言葉で片付けられない。俺は、お前に一目惚れをした。
みやび)
まぁ!先生?そんな事、軽々しく口にしてはダメ♡
クルーウェル)
///あ、あぁ…そうだな。
みやび)
先生?そろそろ生徒さん来ちゃうわよ?何時も先生に戻らなくちゃ♪
クルーウェル)
あぁ。授業の前に………
俺は彼女を抱き寄せて首筋に吸い付き紅い華を落とした。
みやび)
先生………
俺は授業へと向かった。
クルーウェルside終わり
ミヤビ)
なんで私は自分の部屋に戻って来ているのかな??
説明)
みやびであった時に準備室の鏡から職員棟に戻り部屋の窓を開けた所で外気に触れたみやびはミヤビに戻ってベッドに身体を横たえていた。だからミヤビ自身の記憶がないのだ。
ミヤビ)
やっぱり、私何かおかしい。所々記憶がないもの………クルーウェル先生に着いていって授業の準備をしていた筈なのに……
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作者名:iceblast5 | 作成日時:2020年12月2日 2時