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学園長side
学園長)
今宵は月が美しい…おや?あそこで人が倒れていますね…
私は、夜の見回りをしていると中庭のベンチの上に物影を見たので近寄ってみました。私、優しいので。
近寄ると……これは美しい女性……いや少女が横たわっていました。
さしずめ『眠れる森の美女』かの様に。
学園長)
もしもし?貴女大丈夫ですか?
??)
………ん…
学園長)
(良かった、意識はあるようですね)もしもし?起きられますか?
??)
………ん……もう朝?
彼女が目を覚まして身体を起こすと
??)
………!!学園長先生!!///
学園長)
私を御存知で?
??)
御存知も何も………私、学園長先生が大好きで、スマホの待ち受けも、学園長先生なんです///
私は、この神秘的な少女に思わず見惚れてしまって………あっ!誰ですか?私をロリコンだと云ったのは!!決してロリコン等ではありません!コホン、取り乱しました。
学園長)
貴女……何処から、この学園に来たのですか?
??)
学園長先生に起こされる迄の記憶が無いのです………
これはまた、何と嘆かわしい。かと云っても、この様に美しい彼女を放置する訳には行きません!この私が保護して差し上げましょう!私、優しいので。
学園長)
そうでしたか……それは、お辛いでしょう。一緒に来て下さい。
??)
ありがとうございます。
学園長)
所で……お名前を伺っても宜しいでしょうか?
??)
私は、ミヤビと申します。
学園長)
大丈夫ですよ、ミヤビさん。暫く、この学園に留まる事を許可します。着いてきてください。
私は、ミヤビさんを連れて自室に向かう事にしたのです。
ー学園長・自室ー
学園長)
貴女は、今夜此方で休んでくださいね。
ミヤビ)
ありがとうございます、学園長先生。
学園長)
あぁ…久しぶりに、その様に丁寧に呼ばれましたね〜…貴女は、何と良い子なのでしょう。私、感動すらしています。
ミヤビ)
そうなんですか?学園長先生の優しさが、この身には、とても嬉しく思います。
学園長)
えぇ、えぇ。そうでしょうとも。まぁ、貴女が何処から来て、何処に帰るのか……ゆっくり探しましょう。お手伝い致しますよ?
私、優しいので。
ミヤビ)
ありがとうございます。
学園長)
こんな時間です。もう、お休みください。明日、先ずは先生方に話をして来ます。この部屋から出ないでくださいね?
ミヤビ)
おやすみなさい。
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作者名:iceblast5 | 作成日時:2020年12月2日 2時